二本松市智恵子記念館

二本松市智恵子記念館

福島県二本松市にある高村智恵子の生家敷地に建てられた記念館が二本松市智恵子記念館。高村智恵子は、詩人・高村光太郎の妻で、彼の詩集『智恵子抄』にも登場。病の冒されながら切り絵や油絵を残した芸術家でもあり、洋画も残しています。館内には智恵子をしのばせる作品や遺品を展示。

高村智恵子の生家に隣接する記念館

高村智恵子の生家は米屋という屋号で、「花霞」を醸した造り酒屋で、地元の名家でしたが後に破産。
現在は明治の初期に建てられた木造2階建ての商家を改築し、「智恵子の生家」として記念館横で一般公開しています。
二本松市智恵子記念館は、この酒蔵をイメージして建てたもの。
当時の女性としては珍しい油絵などの展示は必見です。

南品川のゼームス坂病院に入院中は、病室での紙絵制作も行なっていますが、精神疾患には簡単な手工がいいと聞いた高村光太郎が入院中だった智恵子に千代紙を渡して始めたもの。
高村光太郎いわく、その紙細工は「立派な芸術品」であったそうですが、智恵子の紙絵は記念館にも展示されています。

「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川」という『智恵子抄』の「樹下の二人」を生んだ場所、鞍石山は智惠子の杜公園として整備されています。

二本松市智恵子記念館
二本松市智恵子記念館
名称 二本松市智恵子記念館/にほんまつしちえこきねんかん
所在地 福島県二本松市油井漆原町36
関連HP 二本松市公式ホームページ
電車・バスで JR安達駅からタクシーで5分
ドライブで 東北自動車道二本松ICから約4.4km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 二本松市智恵子記念館 TEL:0243-22-6151
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
智恵子の生家

智恵子の生家

福島県二本松市、二本松市智恵子記念館に隣接して建つのが智恵子の生家。高村智恵子の生家をそのまま保存、ミュージアムにしたもの。生家は米屋という屋号で、「花霞」を醸した造り酒屋で、明治の初期に建てられた生家には、銘柄「花霞」の看板が掲げられ、新

レモン哀歌の碑

レモン哀歌の碑

東京都品川区南品川6丁目、ゼームス坂通りから少し入ったところに立つのがレモン哀歌の碑。正式名は高村智恵子記念詩碑で、高村光太郎の妻・高村智恵子が入院したゼームス坂病院があった場所で、昭和13年10月5日に肺結核で没。高村光太郎が智恵子の臨終

 

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