大鹿桜(磐椅神社)

大鹿桜(磐椅神社)

会津の総産土神(そううぶすながみ)で、『延喜式』にも記される古社が福島県猪苗代町の磐椅神社(いわはしじんじゃ)。磐椅山とは現在の磐梯山のことで、古代にその頂に祀られたのが始まりという。「会津の五桜」(石部桜・薄墨桜・虎の尾桜・大鹿桜・杉の糸桜)に数えられる大鹿桜は、開花期間が長いことから、「翁桜」とも呼ばれています。

「会津五桜」の一つに数えられる巨桜

磐椅神社が現在地に遷座したのは、天平元年(729年)というから、聖武天皇の国分寺創建よりも古いことになります。
明治21年の大爆発前の磐梯山は、石(磐)の梯(はしご)のような山体だったのが名の由来です。

境内に咲く大鹿桜は、桜の名所が多い福島県内の桜のうちでも開花は最も遅い部類で、例年5月上旬頃にようやく咲き始め、5月いっぱい花見が楽しめます。

桜のルーツは、天暦元年(947年)、村上天皇の勅使が京から苗を持参して奉納したと伝えられています。
サトザクラの一品種の八重桜(子菊桜)。
都人が桜を庭に植え始めた平安時代に生まれたサトザクラ。
その流れを今に伝える古木です。
駐車場がないので土津神社参拝後、土津神社駐車場から東へ徒歩で到達するのが懸命。

大鹿桜(磐椅神社)
名称 大鹿桜(磐椅神社)/おおしかざくら(いわはしじんじゃ)
所在地 福島県耶麻郡猪苗代町西峰6199
関連HP 磐椅神社公式ホームページ
電車・バスで JR磐越西線猪苗代駅からタクシーで10分、または、徒歩45分
ドライブで 磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから約5.5km
駐車場 土津神社駐車場(15台/無料)を利用
問い合わせ 磐椅神社 TEL:0242-62-4109/FAX:0242-62-4109
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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