福井県敦賀市にある日本海大交流の玄関口・敦賀の歴史、民俗、文化を紹介するミュージアムが敦賀市立博物館。敦賀は古くは奈良時代から近代に至るまで、国際貿易港としての役割を果たしてきました。新橋〜金ヶ崎(後に敦賀港駅に改称)に運転された欧亜国際連絡列車の紹介は必見です。
建物は旧大和田銀行本店で、国の重要文化財
敦賀市内には外国の影響を受けた建物も多く、レトロな面影を残しています。
敦賀市立博物館の建物も昭和2年竣工の旧大和田銀行本店を再生したもの。
建設当初は北陸初のエレベーターを備え、レストラン、迎賓館、集会場など、銀行でありながら公共性を兼ね備えた敦賀の歴史を象徴する近代建造物のひとつ。
常設展示は、「近代の敦賀―鉄道と港の街―」、「古代から近代のつるが」、「館蔵美術展示」の3コーナー。
明治22年、敦賀〜長浜間の路線が米原まで延長し、東京方面と直結。
明治45年6月に、船車連絡列車(ボート・トレイン)として新橋〜金ヶ崎に欧亜国際連絡列車が運転され、敦賀港でウラジオストク直行の汽船に連絡、ウラジオストクからはシベリア鉄道を経由してヨーロッパにつながっていたのです。
新橋駅でベルリンまでの切符が買えたことは意外に知られていませんが、日本遺産「海を越えた鉄道~世界へつながる 鉄路のキセキ~」として福井県と滋賀県は共同PRを展開しています。
敦賀市立博物館 | |
名称 | 敦賀市立博物館/つるがしりつはくぶつかん |
所在地 | 福井県敦賀市相生町7-8 |
関連HP | 敦賀市立博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR敦賀駅から徒歩25分、または、タクシーで7分 |
ドライブで | 北陸自動車道敦賀ICから約3km |
駐車場 | 18台/無料 |
問い合わせ | 敦賀市立博物館 TEL:0770-25-7033 |
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