越前町江波の切妻屋根群

福井県越前町宮崎地区の江波には、昔ながらの越前瓦がのる切妻屋根の家屋が数多く残り、平成8年の農林水産省「美しい日本のむら景観コンテスト」で最優秀賞に輝き、切妻屋敷と真壁を維持することで美しい景観が形成されることか「美しい日本のむら景観百選」、「福井ふるさと百景」にも選定されています。

越前瓦葺き、切妻屋根の家並みを見学

越前町宮崎地区は、海岸線から少し内陸に入った越前市・武生（たけふ）とを結ぶ国道365号沿いに位置しています。
江波は旧宮崎村の中心地で、宮崎村役場も江波に置かれていました。
現存する切妻屋根群は、大正時代から昭和にかけて建てられたもの。
雪が積もりにくい切妻屋根は、福井の伝統的な家屋なのです。

切妻屋根郡を一望にするのは、越前町立宮崎小学校（越前町江波）あたりから（宮崎小学校の北側道路から北側を眺望）。

宮崎小学校の西側には越前陶芸村、福井県陶芸館、越前古窯博物館などがあり、越前焼のふるさとになっています。

福井県内で「美しい日本のむら景観百選」に選定されるのは同じ越前町の梨子ヶ平（「越前海岸を代表する男性的な海岸線と山の傾斜に咲く水仙の白い花の清楚な姿」）の2ヶ所だけです。

梨子ヶ平台地

越前海岸の越前岬背後には越前水仙の花畑が広がっていますが、梨子ヶ平地区もっとも北端に位置するのが梨子ヶ平台地。梨子ヶ平集落近くには日本の棚田百選に選定の梨子ヶ平千枚田水仙園もありますが、その北側にも水仙畑が広がり、眼下に海岸線を眺望。水仙は