迦葉山弥勒寺

迦葉山弥勒寺

群馬県沼田市の北部、迦葉山(標高1322m)南麓に位置する曹洞宗の古刹が迦葉山弥勒寺(かしょうざんみろくじ)。高尾山、古峰神社とともに、関東三天狗として名高い寺でもあり、「天狗の霊峰」と呼ばれ、巨大な天狗面のある中峯堂(天狗堂)がシンボル的な存在になっています。

日本一大きな天狗の面がある沼田の霊山

嘉祥元年(848年)、葛原親王(かずらわらしんのう=桓武天皇の第三皇子で上野国太守)が比叡山から円仁(慈覚大師)を招いて創建したと伝えられる古刹。
もともと天台宗の寺でしたが、康正2年(1456年)、天巽慶順(てんそんけいじゅん)が曹洞宗に改宗、江戸時代には徳川将軍家の祈願所にもなっています。

天巽慶順に帯同(随身)した神童が山内守護の中峯尊者(ちゅうほうそんしゃ=天狗と尊崇)で、中峯尊者の人智を超えた働きで伽藍が整備されたのだとか。
その中峯尊者祀った中峯堂(鎮守堂)には昭和14年奉納の顔丈6.2m、鼻の高さ2.8m、重さ150kgの大天狗面と、交通安全身代り大天狗を安置し天狗堂と通称されています。
開運招福・諸願成就を求める迦葉山参りでは、中峯堂(鎮守堂)から天狗面を借りて帰り、次に参詣する際に借りた面を持ち、門前の店で新しい面を求めて添えて寺に納め、また別の面を借りてくるのが習わし。
幹の周囲10mという天然記念物の馬隠杉も必見の価値があります。

中峯堂(鎮守堂)から徒歩30分の和尚台は、天台宗に改宗した天巽禅師修行の地。
鎖を使う胎内くぐりもありますが、かなり危険なため慎重に行動を。

『沼田まつり』で「天狗みこし」として女性たちに担がれる天狗面は、坐禅堂に安置される顔丈4.2m、鼻の高さ2.0mの諸願成就大天狗で、昭和58年に沼田青年会議所が奉納したもの。

天狗信仰を知る

日本の八大天狗といえば、1番・京・愛宕山太郎坊(栄術太郎)、2番・比良山次郎坊、3番・京・鞍馬山僧正坊、4番・長野飯縄山(飯縄大権現)三郎坊、5番・伯耆大山(ほうきだいせん=大山寺)伯耆坊、6番・彦山豊前坊、7番・大峰山普鬼坊、8番・讃岐・白峰山相模坊で、愛宕山の「太郎坊」、秋葉山の「三尺坊」、鞍馬山の「僧正坊」(鞍馬天狗)、比叡山の「次郎坊」、英彦山の「豊前坊」、筑波山の「法印坊」、大山の「伯耆坊」、高尾山薬王院の飯縄大権現の眷属(けんぞく)としての三郎坊などなど全国の霊峰には、数多くの天狗崇拝が残されていますが、迦葉山もそのひとつ。

修験者たちは、人智を超えた働きを示すもの、あるいは現象は天狗の仕業と考え、それが天狗信仰として広まったのです。

京都の霊峰・鞍馬寺の護法魔王尊は、本名をサナトクラマ (サナートクマラ=Sanat Kumāra)といい、650万年前に金星からやってきた宇宙人だとされています。
その化身が天狗というワケなのです。
天狗は、「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」を司っているとされ、今も霊山に宿っているのです。

画像協力/ググっとぐんま観光宣伝推進協議会

迦葉山弥勒寺
名称 迦葉山弥勒寺/かしょうざんみろくじ
所在地 群馬県沼田市上発知町445
関連HP 迦葉山弥勒寺公式ホームページ
電車・バスで JR沼田駅から関越交通バス迦葉山行きで40分、終点下車、徒歩1時間
ドライブで 関越自動車道沼田ICから約12km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 迦葉山龍華院弥勒護国寺 TEL:0278-23-9500/FAX:0278-23-9502
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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