永平寺の傘松閣(さんしょうかく)は、昭和5年に創建、そして道元禅師の750回大遠忌の記念事業で、平成5年から2年の歳月をかけて再建されたもの。1階は参拝者の控室や研修・宿泊のための部屋で、2階が156畳敷きの大広間。別名「天井絵の大広間」と呼ばれるように、天井には昭和5年当時の著名な画家144名による天井絵が描かれています。
昭和初期に活躍した144名が描いた天井画が見事!
もともとは、昭和5年、永平寺2世・孤雲懐奘(こうんえじょう)650回忌を記念して建築されたもの。
傘松閣の名は、永平寺最初の山号「傘松峰」に由来しています。
花鳥の天井画は日本画の大家で永平寺光明蔵正面の大壁画を描いた小室翠雲(こむろすいうん)らの尽力により、荒木十畝(あらきじっぽ)、伊東深水(いとうしんすい)、川合玉堂(かわいぎょくどう)、鴨下晁湖(かもしたちょうこ)、野田九浦(のだきゅうほ)、島田墨仙(しまだぼくせん)、益田玉城(ますだぎょくじょう)、水上泰生(みずかみたいせい)、山田敬中(やまだけいちゅう)、山本昇雲(やまもとしょううん)など計144名の日本画家によって描かれたもの。
ちなみに、小室翠雲自身の絵は、天井にはありません。
ちなみに、栗鼠(りす)、唐獅子(口を開けている青い獅子)、唐獅子(口を閉じている白い獅子)、夫婦円満の鯉(2匹の白い鯉)、天まで昇るめでたい絵柄の鯉(黒い鯉)という5枚の絵を探し出し、願いを込めて祈りを捧げると、恋や念願が叶うと喧伝(けんでん)されています。
永平寺 傘松閣 | |
名称 | 永平寺 傘松閣/えいへいじ さんしょうかく |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町志比5-15 |
関連HP | 永平寺公式ホームページ |
電車・バスで | えちぜん鉄道勝山永平寺線永平寺口駅から京福バス永平寺行きで15分、終点下車。福井駅から京福バス直通ライナーもあり |
ドライブで | 中部縦貫自動車道永平寺参道ICから約5km |
駐車場 | 永平寺町町営第一駐車場(60台/有料) |
問い合わせ | 永平寺 TEL:0776-63-3102/FAX:0776-63-3115 |
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