茨城県石岡市にある「関東の清水寺」ともいわれる懸造りの堂で知られるのが峰寺山西光院。地元では峰寺として知られる古刹で、大同7年(807年)、日光の中禅寺、筑波山と同じ法相宗の僧・徳一(とくいつ)大師の開山と伝えられる名刹です。
「関東の清水寺」という懸造りが自慢
開山当時は法相宗でしたが、鎌倉時代に真言宗に改宗、江戸時代の元禄年間(1688年〜1704年)に現在の天台宗となっています。
現存する堂宇は、安永6年(1777年)に全山火災で焼失後の寛政3年(1791年)に再建したもので、茨城県の有形文化財に指定。
岩場の上に11mもの脚柱を組みその上に本堂をのせた見事な懸造りで、舞台となった本堂からは晴れていれば霞ヶ浦から遠く太平洋まで眺望できます。
本堂の建つ岩壁には巨大な石仏が描かれ、本堂はそれを覆うように造られており古来はこの石仏が本尊だったと推測できます。
現在の本尊も自然石に刻まれた馬頭観音(秘仏)。
また駐車場から西へ500mの所には、小判石と呼ばれる球状花崗石(茨城県の自然記念物)があり、愛知県の猿投山など全国に3ヶ所しかない珍しい石です。
峰寺山西光院 | |
名称 | 峰寺山西光院/みねでらさんさいこういん |
所在地 | 茨城県石岡市吉生2734 |
関連HP | 石岡市公式ホームページ |
ドライブで | 常磐自動車道石岡小美玉スマートICから約19km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 峰寺山西光院 TEL:0299-43-6938 |
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