茨城県ひたちなか市の磯崎町から平磯町にかけての海岸線は、「那珂層群」(那珂湊層)と称される中生代白亜紀の地層で形成される岩礁地帯。一帯が平磯海岸(平磯白亜紀層)で、岩石は砂岩、泥岩、礫岩などでできており、軟かい部分が波に浸蝕され、硬い部分がノコギリの歯のような岩根として残されています。
波が砕け散る中生代の岩礁
白亜紀層の岩礁は、東へ30度~40度傾斜した岩根が連続するのが特徴的。
泥岩が多い場所では波食棚が形成され、異常巻きアンモナイト化石が産出されています。
南側ほど泥岩が多いのは、南の地層の方が深い海で形成されたからだと推測できます。
巻き貝のように塔形のアンモナイトが出土することで有名で、海岸を散策すれば比較的簡単に観察することが可能。
アンモナイトは、7500万年前の中生代白亜紀に棲息していたもの。
平磯海岸周辺が深い海の底だった時代を反映しているのです。
波が押し寄せ、岩根にあたって砕ける様は実に絵になる光景で、初日の出の名所のひとつですが、散策、磯遊びなどに際しては高波などに十分に注意を。
平磯海岸(平磯白亜紀層) | |
名称 | 平磯海岸(平磯白亜紀層)/ひらいそかいがん(ひらいそはくあきそう) |
所在地 | 茨城県ひたちなか市磯崎町 |
関連HP | ひたちなか市公式ホームページ |
電車・バスで | ひたちなか海浜鉄道磯崎駅から徒歩7分 |
ドライブで | 常陸那珂有料道路ひたちなかICから約6km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | ひたちなか市観光振興課 TEL:029-273-0111/FAX:029-276-3072 |
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