2024年7月27日(土)、富山県黒部市の生地浜海岸で『第38回くろべ生地浜海上花火大会(生地えびす祭り)』が行なわれます。漁業者達が大漁と海難無事故を海の神に祈願する祭り。土曜夜には満艦飾海上パレード、とうろう流し、海上花火大会、日曜には黒部市コミュニティセンターでステージイベントを実施。
日本海最大の尺玉水中スターマインに注目!
黒部市生地阿弥陀堂浜の西の宮の祭礼が『生地えびす祭り』。
兵庫津の西宮神社の恵比寿信仰が、北前船で生地へと伝わったものと推測され、本祭りの前夜(宵祭り)には西の宮に安置されている恵比寿、大黒の像を満艦飾 にした漁船(屋形船)に乗せ、黒部漁港を19:00頃に出航し、供船に前後を守られながら笛や太鼓の音も賑やかに黒部市生地地区の海を1時間ほどかけて一周します。
これが満艦飾海上パレードです。
海上花火大会は、土曜20:00〜。
日本海最大ともいわれる大スターマイン(尺玉水中スターマイン)など、船から海へと次々と投入され、海上で弾ける豪快な花火が人気を集めています(1500発を予定)。
荒天の場合は日曜に順延。
黒部市生地と北前船、羅臼昆布の関係とは!?
黒部市の生地地区には羅臼昆布など北海道の昆布を一手に引き受ける「四十物昆布」(あいものこんぶ/四十物=魚の塩漬け)があるように、北前船・昆布との関連が強い町。
再高品位の羅臼昆布で有名な知床・羅臼町の昆布漁は現在の富山県黒部市生地からの移住の人達によって開拓された歴史があり、羅臼町の初代の漁協組合長も生地出身の四十物武助さん。
戦前は歯舞群島などにも生地から移住して昆布漁などに従事していたのです。
「四十物」という風変わりな名前は、魚の生物(ナマモノ)と干物(ヒモノ)の「間物(アイモノ)」が四十種類あったことがルーツといわれていますが、いずれにしろ現在の黒部市生地四十物町発祥の姓。
そんな、生地だからこそ、兵庫津(現・神戸市)・西宮神社(えびす宮総本社)から恵比寿信仰が北前船で流入したと考えられるのです。
第38回くろべ生地浜海上花火大会(生地えびす祭り)|黒部市|2024 | |
開催日時 | 2024年7月27日(土)20:10〜 |
所在地 | 富山県黒部市生地中区 |
場所 | 生地浜海岸一円 |
関連HP | くろべ生地浜海上花火大会(生地えびす祭り)公式ホームページ |
電車・バスで | あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩25分 |
ドライブで | 北陸自動車道黒部ICから約7km |
駐車場 | 漁港付近の駐車場を利用 |
問い合わせ | くろべ生地浜海上花火大会実行委員 TEL:0765-57-1011/FAX:0765-54-9147 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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