外濠公園・三文豪の像

外濠公園・三文豪の像

石川県金沢市丸の内、金沢城の堀の中で、唯一現存する大手堀(周囲430m)に整備されたのが外濠公園。「水と緑と思索の道」として、昭和59年に整備された散策路「白鳥路」にあるのが、三文豪の像です。金沢ゆかりの室生犀星、泉鏡花、徳田秋声という3人の立像が並んでいます。

 金沢の誇る「三文豪」の像が立つ

昭和60年10月22日に設置されたブロンズ像(漆の上から青銅色に塗布され、ブロンズ像のように仕上げられた像)が、三文豪の像。
三文豪の親族と連絡を取り合いながら写真、肖像画などの参考資料と親族の助言で原型を完成させ、鋳物の街・富山県高岡市で鋳造したもの。

原型は、室生犀星が地元金沢出身で朝倉文夫に師事した彫刻家・米林勝ニ(よねばやしかつじ)、泉鏡花が岡山県生まれで金沢美術工芸短期大学専攻科卒業の得能節郎(とくのうせつろう)、徳田秋声は、珠洲郡内浦町生まれで金沢大学教育学部美術専攻を卒業した山瀬晋吾(やませしんご)が制作。
同じ散策路「白鳥路」の白鳥像も得能節郎の作品です。

徳田秋声、泉鏡花像は、泉鏡花の自宅に徳田秋声が訪ねるという設定で制作されています(金沢市立玉川図書館に石膏の原型があります)。

徳田秋声のみ洋装なのは、和服の動きにくさを嫌い、盛り場などにもスーツで出入りしていたから。

外濠公園・三文豪の像
名称 外濠公園・三文豪の像/そとぼりこうえん・さんぶんごうのぞう
所在地 石川県金沢市丸の内1
関連HP 金沢市公式ホームページ
電車・バスで JR金沢駅から北鉄バスで兼六園下・金沢城下車、徒歩5分
ドライブで 北陸自動車道金沢西ICから
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 金沢市緑と花の課 TEL:076-220-2356/FAX:076-224-5046
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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