2024年7月20日(土)~8月18日(日)の水・木・土・日曜20:00~21:00、山梨県笛吹市で『笛吹川石和鵜飼・石和温泉鵜飼花火』が開催。舟を使わない徒歩鵜(かちう)が行なわれるのは全国唯一。鵜飼終了後には石和温泉鵜飼花火も行なわれ、笛吹市の夏の風物詩となっています。
日本でここでしか見られない徒歩鵜(かちう)を見学
鵜匠は舟に乗らず、川の中を歩きながら1羽の鵜を操りながら行なうのが徒歩鵜。
笛吹市指定無形民俗文化財で、笛吹川石和鵜飼保存会が日々々、鵜の飼育とともに研鑽を積んで800年の歴史を伝承しています。
20:00~20:50が石和鵜飼で、護岸の階段席で無料で見学が可能。
長良川など舟に乗って料理を味わいながらの見学とは異なり、観覧席側の近いところの川中で鵜飼が行なわれるので、舟や料理の予約なく、手軽に観覧が可能。
カンテラに照らされた川面がゆらゆらと揺れ、藍染の作務衣に腰蓑と魚籠の姿がより幻想的な鵜飼
笛吹川石和鵜飼期間中は、山内煙火店による花火の打ち上げ(20:50~21:00)も実施され、鵜飼に続いて300発の花火を見ることができます。
石和の鵜飼は平清盛の義弟・平時忠が、壇の浦合戦後に石和に落ち延びて始めたという平家落人伝承もあります。
石和温泉にある日蓮宗の寺、遠妙寺(おんみょうじ)は山号を鵜飼山といい、鵜飼伝承を今に伝える鵜飼発祥の地。
鵜飼は記録に残されるものだけで全国150ヶ所で行なわれており、多摩川でも鵜飼の記録が残されています。
近年は後継者不足などで各地の鵜飼が廃絶される傾向にあり、関東近県ではこの石和鵜飼は唯一という貴重な存在です。
笛吹川の鵜飼も一度廃絶されましたが、鵜飼伝承を基に観光誘客を目的として1976年(昭和51年)から現在の「石和鵜飼」が行なわれています(平成17年には笛吹川石和鵜飼保存会が発足)。
笛吹川石和鵜飼・石和温泉鵜飼花火|笛吹市|2024 | |
開催日時 | 2024年7月20日(土)~8月18日(日)の水・木・土・日曜、20:00~21:00 |
所在地 | 山梨県笛吹市石和町市部777 |
場所 | 笛吹川河川敷(笛吹市役所前) |
関連HP | 石和温泉観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR石和温泉駅から徒歩20分 |
ドライブで | 中央自動車道一宮御坂ICから約4km |
駐車場 | 笛吹市役所駐車場を利用 |
問い合わせ | 笛吹市観光物産連盟 TEL:055-261-2829 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag