毎年5月17日~5月18日、富山県富山市で『岩瀬曳山車祭』が行なわれます。北前船の寄港地として賑わった岩瀬の航海安全や商売繁盛などを願って始まった岩瀬諏訪神社の春季例大祭。勇壮な曳山車(ひきやま)10基が風情ある港町を練り歩きます。夜には山車どうしが激しくぶつかり合い、「けんか山車(やま)」という異名も。
力を比べる勇壮な曳き合いに注目!
山車本体の上の「たてもん」とよばれる飾りのコンクールもあり、商売繁盛や時事ネタなど、各山車が毎年趣向を凝らしているのも見どころ。
夜には祭りは最高潮となり、山車どうしが激しくぶつかり合い、互いの力を比べる曳き合いが行なわれます。
かつては14基ほどあった曳山車ですが、現在は10基。
少子高齢化による曳き手不足で、2018年から荒木町と新川町が合同で「荒木新川町」として曳山車を出すことに。
伝統を守り続けるのは至難の業なのです。
練り歩き:日中
曳き合い:大体22:00頃~/5月17日諏訪神社前(富山地方鉄道富山港線競輪場前駅下車)、5月18日忠霊塔前(富山地方鉄道富山港線東岩瀬駅下車)
岩瀬湊は、江戸時代から明治時代に越中平野で獲れた米の積み出し港として栄え、北前船の廻船問屋も軒を並べていました。
藩政時代には北海道から岩瀬湊に昆布や肥料用の干鰊が運ばれ、昆布と越中米という富山の食文化を花開かせました。
「北前船回船問屋森家」は見学も可能です。
岩瀬曳山車祭|富山市 | |
開催日時 | 毎年5月17日~5月18日 |
所在地 | 富山県富山市岩瀬白山町103 |
場所 | 岩瀬諏訪神社 |
関連HP | 富山市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 富山地方鉄道富山港線競輪場駅から徒歩10分 |
ドライブで | 北陸自動車道富山ICから約12km |
駐車場 | 富山競輪場駐車場(800台/無料) |
問い合わせ | 富山市岩瀬地区センター TEL:076-437-9715 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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