新大阪駅に9:00までに到着、新大阪駅を21:00以降に発車する「のぞみ」が増えた！

2024年3月16日（土）の北陸新幹線金沢〜敦賀間延伸開業のニュースに隠れて、あまり注目されていませんが、東海道新幹線（JR東海）のダイヤ改正で、臨時「のぞみ」の増設。新大阪駅に朝9時までに到着する下り「のぞみ」、新大阪駅を21:00以降に発車する上り「のぞみ」が増えています。

最速の「のぞみ64号」はさらに1分短縮で、博多19:00発に

注目は早朝・夜間時間帯に臨時「のぞみ」を増設した点で、出張、旅行などにも大きな影響があります。
さらに早朝時間帯に新横浜始発山陽新幹線直通の臨時「のぞみ」を新設しています。

具体的には東京駅6:18発、京都駅8:31着、新大阪駅8:45着の「のぞみ285号」（臨時）を増発、新横浜駅6:03発の「のぞみ 97号」（臨時）を、新大阪着から博多駅まで延伸運転し、博多駅10:40着となっています。

逆に上り「のぞみ」では、これまで博多発18:59だった「のぞみ64号」（定期列車）の博多駅発が19:00に、それでも東京駅着はこれまで通りの23:45着で、表定速度は最速の「のぞみ」（所要時間4時間45分）ということに。
のぞみ号は標準停車駅に加えて、姫路駅、福山駅、徳山駅、新山口駅のいずれか1駅に停まるのが基本となっていますが「のぞみ64号」に関しては、標準停車駅にしか停車しない唯一の便ということで、博多駅の出発時間を少しでも遅らせる工夫が見られます。

今回のダイヤ改正で、どうして1分短縮できたのかといえば、実は新大阪駅の停車時間を4分から3分に短縮。
これはこれまで最終「のぞみ」として接続などを考慮しての停車時間でしたが、新大阪21:30発、東京駅23:51着の「のぞみ488号」（臨時）を増設したことで1分の短縮が実現したのです。
新大阪発の最終東京行きは、多客期にはこの新大阪21:30発のぞみ488号（臨時）で、これまでより大阪滞在時間が6分増えたことになります。

案外見落としているのは、ビジネス・観光などで少しでも早く名古屋・京都・大阪〜博多に着きたい場合、東京駅6:00発「のぞみ1号」（定期）の席を必死に確保して乗車しがちですが、実は品川駅6:00発「のぞみ99号」（定期）の方が6分ほど早く名古屋・京都・大阪〜博多に到着することができます。

新大阪に9:00までに到着する下り「のぞみ」

新大阪を21:00以降に発車する上り「のぞみ」

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