神谷神社・本殿

神谷神社・本殿

香川県坂出市にある古社、神谷神社(かんだにじんじゃ)。五色台の一峰・白峰山の神谷に鎮座する社で、大正時代の本殿修理の際に、棟木(むなぎ)から建保7年(1219年)に本殿を再建したことが記された墨書銘が発見され、建築年が確定、国宝に指定されています。三間社流造りの本殿としては、現存最古のもの。

香川県に2件しかない国宝建造物のひとつ

かつて神々が集まって遊んだという神谷。
国宝の本殿は、石を積んだ基壇の上に、檜皮葺き(ひわだぶき)、流れ造り、桁行3間、梁行2間の社が建ち、庇を伸ばし向拝(ごはい)としています。

小さな社ですが三間社流造りの本殿としては、現存する日本最古のもの。

香川県内で国宝に指定される建築物は、四国八十八箇所霊場第70番札所の本山寺・本堂と2件です。

神谷神社・本殿
名称 神谷神社・本殿/かんだにじんじゃ・ほんでん
所在地 香川県坂出市神谷町621
関連HP 坂出市公式ホームページ
電車・バスで JR坂出駅からタクシーで15分
ドライブで 瀬戸中央自動車道坂出ICから約9km
駐車場 あり
問い合わせ 坂出市文化振興課 TEL:0877-44-5036/FAX:0877-46-7140
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
神谷神社

神谷神社

香川県坂出市、五色台の一峰・白峰山の麓に鎮座する平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載される古社が、神谷神社(かんだにじんじゃ)。現存する三間社流れ造りの本殿は、建保7年(1219年)築で、建築年の明らかな神社建築としては日本最古のもの。も

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