香川県東かがわ市、瀬戸内海に臨む引立鼻にある城跡が、引田城(ひけたじょう)。天正15年(1587年)、豊臣秀吉の家臣・生駒親正(いこまちかまさ)が讃岐国に入国、高松城、丸亀城とともに築いた城のひとつで、讃岐国で初めて総石垣で築かれた城。国の史跡に指定されるほか、続日本100名城に選定。
ボランティアガイドの案内での探勝も可能
築城されたのは、室町時代末期だと推測されますが、その後、天正11年(1583年)、仙石秀久(せんごくひでひさ=豊臣秀吉の最古参の家臣)が入城。
羽柴秀吉の四国平定後の天正18年(1587年)、生駒親正が讃岐一国を得て、高松城と並行して、西讃に丸亀城、東讃に引田城が築かれました。
東讃地方の支城として利用されていましたが、元和元年(1615年)、元和の一国一城令により、廃城になっています。
その後は歴史から埋もれてしまいますが、平成29年、続日本100名城(177番)に選定、さらに令和2年に国の史跡に指定されたことから、再注目されています。
標高82mの城山には、自然石を積んだ野面積み(のずらづみ)の石垣が現存。
東かがわ市生涯学習課に希望日の2週間前までに予約すると引田城跡ハイキングガイド(無料)も可能(10:00〜16:00の間、所用時間は1時間30分〜2時間)。
讃州井筒屋敷に集合し、ボランティアガイドの案内で城跡を回れば、織豊系城郭の特徴をよく理解できるでしょう。
引田城 | |
名称 | 引田城/ひけたじょう |
所在地 | 香川県東かがわ市引田 |
関連HP | 東かがわ市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR引田駅から徒歩20分 |
ドライブで | 高松自動車道引田ICから約3km |
駐車場 | 28台/無料 |
問い合わせ | 東かがわ市生涯学習課 TEL:0879-26-1238/FAX:0879-26-1340 |
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