上三原田の歌舞伎舞台|2024

上三原田の歌舞伎舞台

2024年11月9日(土)8:50(開演)〜、群馬県渋川市赤城町上三原田で『上三原田の歌舞伎舞台』が行なわれます。上三原田地区に伝承される農村歌舞伎、木遣り、三番叟などが上演されます。農村歌舞伎は地元の三原田小学校歌舞伎クラブが演じ、木遣り、三番叟は上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会が公演。

歌舞伎舞台と装置・操作が国の重要有形民俗文化財に指定

上三原田の歌舞伎舞台

上三原田の歌舞伎舞台は、文政2年(1819年)の築で、「上三原田の歌舞伎舞台の装置・操作」も上三原田の歌舞伎舞台とともに国の重要有形民俗文化財にも指定されています。
上三原田の歌舞伎舞台は、字高井の大工・永井長治郎が上方に修行に行き、帰郷後の文政2年(1819年)、大門の赤城山天竜寺(現・渋川市赤城町上三原田361)内に建築したと伝えられており、明治15年、天竜寺に学校と連合村役場が置かれたため、現在地に移築されたもの。

ガンドウ返しの機構(左右の板壁を外側に倒して舞台面を広げるシステム)、遠見機構(奥壁を倒して舞台の奥に遠見と呼ぶ背景をつけ、奥行きを深く見せます)、柱立廻式回転機構(舞台中央部を回す回転機構)、セリヒキ機構(「ナベブタ」と呼ばれる床の廻転部の中央の「二重」という小舞台を、奈落からせり上げるとともに、天井からもせり下ろす二重セリの機構)など、近代的な舞台技術にも通じるものがある全国に例を見ない特殊な機構を有し、全国にも類例のない貴重なものです。

羽根木と呼ばれるアーチ状の屋根の骨組などの小屋掛け、花道、下座など、観客席は、昔から上三原田地区の人達の手で、公演のたびに設営され、公演が終わると取り壊されてきました。

上三原田の歌舞伎舞台|2024
開催日時 2024年11月9日(土)8:50~、雨天・荒天翌日に延期
所在地 群馬県渋川市赤城町上三原田269−1
場所 上三原田歌舞伎舞台
関連HP 渋川市公式ホームページ
電車・バスで JR渋川駅から関越交通バス南柏木行きで11分、舞台上下車、徒歩1分
ドライブで 関越自動車道赤城ICから約5km、渋川伊香保ICから約6km
問い合わせ 渋川市教育部 文化財保護課 TEL:0279-52-2102/FAX:0279-52-4008
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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