千葉県印西市にある結縁寺(けちえんじ)は、神亀年間(724年~729年)行基の開山によって創建されたと伝わる古刹。本尊の不動明王は国の重要文化財で、真言行者の守護神で、忿怒形(ふんぬぎょう=怒りの表情)で人々の煩悩を焼きつくし、導いてくれます。銅造不動明王立像は、毎年9月28日にご開帳されています。
毎年9月28日にご開帳される!

銅造不動明王立像は像高47㎝で、右手に宝剣、左手に羂索(けんさく=両端に金具を付けた捕縛縄)を持っています。
左の上牙で下唇を、右の下牙で上唇をかみしめ、眼はいわゆる天地眼とせず、両眼を見開いていて、力強く写実的です。
正面の裳(もすそ=腰から下の衣)には「嘉元元年癸(かげんがんねんみずのと)卯(う)九月十五日願主権律師瀧尊」の銘が刻まれ、鎌倉時代後期の嘉元元年(1303年)に造られたことがわかります。
頭頂部の頂蓮は失われており、目と牙の金泥、剣、羂索、光背、岩座は後に補われたもの。
結縁寺『銅造不動明王立像ご開帳』 DATA
結縁寺『銅造不動明王立像ご開帳』 | |
開催日 | 9月28日 |
時間 | 13:00〜 |
所在地 | 千葉県印西市結縁寺51 |
場所 | 結縁寺 |
電車・バスで | JR木下駅からちばレインボーバス船尾車庫行で船尾車庫下車、徒歩10分 |
問い合わせ | 印西市生涯学習課 TEL:0476-42-5111 |
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