鹿児島県鹿児島市、大正元年の創業のさつま揚げの店が有村屋。地元鹿児島で、「みやげには有村屋」というくらいに有名な薩摩揚げの老舗で、郡元(こおりもと)2丁目にあるのが郡元本店。近海物の天然エソを主原料とし、薩摩の地酒を入れて練り上げ、菜種油で揚げた手間暇かけたさつま揚げはみやげに最適です。
鹿児島市で「さつま揚げ」といえば、まずはこの店
幕末の藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)の時代に、治世下にあった琉球から中国料理の「揚げる」技法が伝わり、かまぼこ作り製法が加わり、「紀州はんぺん」など他藩を参考にして、さつま揚げができたものだと推測されています(さつまあげのルーツについては諸説あります)。
当初は、琉球の「チキアーギ」が訛って「つけあげ」と呼ばれ(こちらも諸説あります)、高温多湿の鹿児島県の気候に合わせて保存性が高まるという利点があったため、薩摩藩が品質向上を奨励したので、専門店が増え、郷土の味として定着しました。
薩摩の地酒を入れることで、独特の旨味が生まれるのだとか。
にんじんやごぼうの薄切り入りのにんじん天、ごぼう天が定番。
さつまいもの入ったおいも天も鹿児島らしい味で、人気の品です。
好みの味を箱詰めにしてもらうのがいおすすめです。
郡元本店(こおりもとほんてん)の他、山形屋店、仙巌園内店、鹿児島銘品蔵(鹿児島中央駅みやげ横丁内)、本社工場店などのほか、かごしま遊楽館(東京都千代田区)でも販売され、鹿児島出身者が足繁く通っています。
有村屋 | |
名称 | 有村屋/ありむらや |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市郡元2-18-4 |
関連HP | 有村屋公式ホームページ |
電車・バスで | 鹿児島市電涙橋から徒步5分。または、JR南鹿児島駅から徒歩10分 |
ドライブで | 九州自動車道鹿児島北ICから約4km |
駐車場 | 3台/無料 |
問い合わせ | 有村屋 TEL:099-251-0339/FAX:099-251-0338 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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