吹上浜

いちき串木野市羽島崎から南さつま市相星川河口にかけて南北47kmにわたる長大な砂丘が吹上浜。切れ目のない砂丘自体の長さは日本一となっており、鳥取砂丘、南遠大砂丘などと並び日本三大砂丘の一つ（日本三大砂丘に関しては諸説あります）。日本の渚百選、日本の白砂青松100選にも選定。

南北47kmの白砂が美しい砂丘は、日本三大砂丘の一つ

吹上浜一帯の3214haは、吹上浜県立自然公園に指定され、ウミガメや砂丘植生などの動植物の保護が図られています。
ウミガメは、毎年5月〜7月の夜間に上陸して産卵。
「鹿児島県ウミガメ保護条例」が制定され、ウミガメの捕獲、ウミガメの卵の採取が禁止されているほか、海浜部への車の乗り入れも禁止されています。

砂丘内には薩摩湖、正円池など6つの堰止湖がありますが、これは砂丘砂の堆積により水が堰き止められてできた堰止湖。
地引き網や潮干狩り、そして東シナ海に沈む夕陽を眺めるスポットとしても人気です。

また、九州自然歩道の「南さつま吹上-坊津町コース」が砂丘内を通っていますが、全長43kmの上級者向けコース。

吹上浜を一望にする展望地として、開聞岳、野間岳と合わせて「薩摩半島の三名山」のひとつに数えられる金峰山（きんぽうざん）があります。
林道が南さつま市側から金峰山山頂（636m）付近まで整備され、駐車場から徒歩30分で山頂に到達可能。

鹿児島県内で日本の白砂青松100選に選定されるのは、吹上浜のほか、くにの松原（曽於郡大崎町・肝属郡東串良町）の2ヶ所。
日本の渚百選選定は、大浜海浜公園（奄美市）と2ヶ所です。

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