現代を見つめる西郷隆盛像(西郷公園)

現代を見つめる西郷隆盛像(西郷公園)

昭和52年、西郷没後100年顕彰事業として関西在住の鹿児島県出身者らが京都市の京都霊山護国神社に、新しい西郷像を建立する計画を立案。像は完成しましたが発注者の死去により計画が頓挫し、像は高岡市の倉庫に眠ることに。その像が、鹿児島空港近くの昭和63年8月に建立されたもので、高さ10.5mと日本一大きい西郷像となっています。

鹿児島空港の目の前に立つ巨大な西郷隆盛像

現代を見つめる西郷隆盛像(西郷公園)

西郷像を制作したのは佐賀市出身の彫刻家・古賀忠雄。
西郷隆盛像のみならず、実在の人物像としては日本最大となる10.5mで、重さ30トン、台座の高さ5mという巨大なもの。

昭和63年、報道により高岡市の倉庫に眠る西郷像の存在を知った地元、溝辺町(みぞべちょう=平成17年に合併して霧島市に)の有志が古賀忠雄の子息で彫刻家・古賀晟(こがあきら)らと協力して西郷像を誘致。
一帯を西郷公園として整備したもの。

西郷隆盛は、霧島の温泉を愛し、また狩猟場としたことから、霧島市では「霧島をこよなく愛した西郷どん」をPRしています。
霧島市牧園町あたりは明治10年の西南戦争で、鹿児島目指して進軍する1万2000人の政府軍を、なんとか足止めしようと守備した2000人の薩摩軍が何百という堡塁(ほうるい)を築いて奮戦した地。

そんな歴史を潜ませる霧島市ですが、現代を見つめる西郷隆盛像の立つ西郷公園は、鹿児島空港から徒歩3分という好立地だけに、鹿児島観光の出発点として、まずは西郷隆盛像に挨拶をという感じになっています。

現代を見つめる西郷隆盛像(西郷公園)
名称 現代を見つめる西郷隆盛像(西郷公園)/げんだいをみつめるさいごうたかもりぞう(さいごうこうえん)
所在地 鹿児島県霧島市溝辺町麓856-1
関連HP 霧島市公式ホームページ
電車・バスで 鹿児島空港から徒歩5分
ドライブで 九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから約1km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 西郷公園 TEL:0995-58-3153
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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