西郷南州流謫跡

西郷南州流謫跡

鹿児島県大島郡龍郷町、鹿児島県道81号(名瀬龍郷線)沿い、龍郷集落の白間地区にあるのが、西郷南州流謫跡(さいごうなんしゅうるたくあと)。西郷隆盛が奄美大島に潜居した時期の妻・愛加那と子・菊次郎のために建てた新居で、文久元年(1861年)の築。個人の所有物、管理で、見学にあたっては事前に連絡が必要(有料)。

愛加那、菊次郎と2ヶ月過ごした家を明治末に復元

西郷南州流謫跡

西郷隆盛は、安政6年(1859年)、幕府の捕縛を逃れるために薩摩藩の藩命で西郷三助と改名して、山川を出航し、奄美大島・龍郷に到着、奄美大島に潜居。
島妻として愛加那(NHK大河ドラマ『西郷どん』では、二階堂ふみが愛加那役)を娶(めと)り、万延2年1月2日(1861年2月11日)には菊次郎が誕生し、文久元年11月20日(1861年12月21日)、新居(西郷南州流謫跡)を建てています。
薩摩藩主・島津久光の命により、京に向かうため、文久2年1月14日(1862年2月12日)、奄美大島から出立しています(下関で待機せよという島津久光の命を無視したため、西郷は徳之島、さらには沖永良部島へと遠島になっています)。

西郷が西郷南州流謫跡で生活したのはわずか2ヶ月ということに。
現在の家は明治43年、愛加那の養嗣子・龍丑熊によって再建されたものですが、塀は当時のまま。
屋敷入り口正面には勝安芳(かつやすよし=勝海舟)の碑文が刻まれた石碑が立っています。

西郷南州流謫跡
名称 西郷南州流謫跡/さいごうなんしゅうるたくあと
所在地 鹿児島県大島郡龍郷町龍郷166
関連HP 龍郷町公式ホームページ
ドライブで 奄美空港から約20km。名瀬港から約22km
駐車場 あり
問い合わせ 西郷南州流謫跡 TEL:0997-62-3368
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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