香梅ヶ渕

香梅ヶ渕

鹿児島県鹿児島市喜入町(きいれちょう)、薩摩藩の外城(とじょう)だった喜入旧麓(きいれもとふもと)地区を流れる八幡川の蛇行部分が、香梅ヶ渕。喜入を領有した給黎城主の侍女・香梅が渕に身を投げたという悲話が伝わっています。

日本遺産「薩摩の武士が生きた町」の構成資産

香梅ヶ渕

喜入旧麓の東側を流れる八幡川は玉繁寺近くで大きく蛇行していますが、その場所が香梅ヶ渕。
給黎城主と家来がこの場所で宴を開いた際、侍女・香梅の帯が擦れる音が香梅の放屁のように思われたので、機転を利かせた家来が、「川に杯を流して、下流に流れれば香梅は潔白」という提案をしました。
ところがこの渕があったため、盃は下流に流れず、失望した香梅は渕に身を投じたという話です。

日本遺産「薩摩の武士が生きた町〜武家屋敷群「麓」を歩く〜」の構成資産になっています。

香梅ヶ渕
名称 香梅ヶ渕/こべがふち
所在地 鹿児島県鹿児島市喜入町9152
電車・バスで JR喜入駅から徒歩30分
ドライブで 九州自動車道鹿児島ICから約29km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 鹿児島市教育委員会文化財課 TEL:099−227−1962
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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