楠浦の眼鏡橋

楠浦の眼鏡橋

熊本県天草市楠浦町を流れる方原川(ほうばるがわ)に架る石造アーチ橋が楠浦の眼鏡橋(くすうらのめがねばし)。明治11年、天草の下浦石(砂岩)を使い、庄屋・宗像堅固(むなかたけんご)が架橋したもので、橋の完成で楠浦宮地往還の往来が便利になったのです。橋長26.33m、幅員3.05mで、248円59銭を費やしています。

天草では最古の眼鏡橋

楠浦の眼鏡橋

庄屋・宗像堅固は、釜の迫の堀切の開削も行なっており、その遺徳を後世に伝える二大事業のひとつ。
明治11年6月11日から80日間の工期で完成していますが、足場組枠を大工・和田茂七、石工は下浦の松次、打田の紋次など、建設にあたっては地元の石工たちが活躍しています。
下浦石を産する天草市下浦町からは、海上を輸送し、陸揚げ後は相撲取りの一文字が木馬に載せ、牛に曳かせて運んだと伝えられます。
熊本県の文化財に指定される、天草では最古の眼鏡橋です。

楠浦の眼鏡橋
楠浦の眼鏡橋
名称 楠浦の眼鏡橋/くすうらのめがねばし
所在地 熊本県天草市楠浦町中田原
関連HP 天草市公式ホームページ
駐車場 5台/無料
問い合わせ 天草市観光文化部文化課 TEL:0969-32-6784/FAX:0969-23-5312
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
山口の施無畏橋

山口の施無畏橋

熊本県天草市本渡町を流れる町山口川に架かる石造アーチ橋が山口の施無畏橋(やまぐちのせむいばし)。明治15年に、染岳の霊場・染岳観音院への登山口にある無畏庵(むいあん)の参道に架橋されたもの。明治4年に眼鏡橋が架けられましたが、崩落し、再建さ

衹園橋

祇園橋

熊本県天草市を流れる町山口川に架かる石造橋が祇園橋。天保3年(1842年)建造の石造桁橋で、町山口の祇園神社の前に架かるので祇園橋の名があります。5列9行の角柱45脚で支える日本最大規模の多脚式アーチ型石橋(桁梁円弧型多脚柱付大石橋)で、国

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ