浄念寺

浄念寺

新潟県村上市、旧城下の寺町にある浄土宗の寺、浄念寺。現存する本堂は、江戸時代後期の文化15年(1818年)の築で、村上では珍らしい白壁土蔵造りで国の重要文化財。土蔵造りの本堂としては日本最大。芭蕉と曽良も『奥の細道』の途中、寺名が泰叟院(たいそういん)と称していたこの寺に参詣しています。

村上藩主・間部詮房の菩提寺

浄念寺の本堂は、過去2回火事で焼失しているため、防火を重視して、当時江戸で流行っていた土蔵造りにしたもの。
建築は村上の宮大工の手で行なわれましたが、江戸で建築案が練られたことが所蔵の文書で判明しています。

浄念寺は、6代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)と7代将軍・徳川家継(とくがわいえつぐ)に仕え、側用人として幕閣の中心にあった間部詮房(まなべあきふさ)が、享保2年(1717年)、村上藩主として上州・高崎から移った際、菩提寺としています。
土蔵造りの本堂は、その百回忌に合わせて建てられたものです。

本堂に祀られる本尊は、丈六(4.8m)の木像阿弥陀如来坐像。
この巨大な本尊を安置するため、本堂は奥行き9間、幅11間、高さ30尺という大きな建物になったのです。
中央内陣は1・2階がを吹き抜けで、2階周囲には回廊が巡らされています。

本堂裏手には、間部詮房の御霊屋と墓所があります。
ただし、間部家が村上藩主だったのは、間部詮房と、その子・間部詮言(まなべあきとき)の2代のみ。
間部詮言は徳川吉宗の代になって失脚し、越前鯖江に移封され、間部家は幕末まで鯖江藩主を務めています。

元禄2年7月1日(1689年8月15日/宿は久座衛門宅、現在の「千年鮭 井筒屋」)、松尾芭蕉と曽良は、小雨のなか、村上藩筆頭家老・榊原帯刀(さかきばらたてわき)の菩提寺・泰叟院参詣後、村上を後に中条町に向かっています。
榊原帯刀の父に曽良が仕えた縁があり、挨拶に行って金百疋(一分=1両の4分の1)を貰っています。

浄念寺
名称 浄念寺/じょうねんじ
所在地 新潟県村上市寺町3-13
関連HP 村上市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR村上駅から徒歩20分、またはタクシーで5分
ドライブで 日本海東北自動車道村上瀬波温泉ICから約2km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 浄念寺 TEL:0254-52-4524
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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