東名高速道路・大井松田ICから箱根・仙石原交差点まで、「約45分で到達できます」と神奈川県がPRするルートが、「はこね金太郎ライン」。乗車定員11名以上の乗用自動車と最大積載量3トン以上の貨物自動車は通行できませんが、マイカーで箱根に向かうならおすすめのルートです。
旧道(県道731号)は金時山に登る登山道!
神奈川県道で唯一愛称のある県道が、「はこね金太郎ライン」。
正式名は神奈川県道731号(矢倉沢仙石原線)で、かつての林道を県道にして改良したものなので、幅員は環境保護の観点から以前とあまり変わりはありません。
乗車定員11名以上の乗用自動車、つまりは大型車が通行できないのもそのためで、各所に待避所が設置されています。
足柄峠を越える神奈川県道78号(御殿場大井線)との交点が起点で、金時山から続く箱根外輪山をトンネル抜け、箱根カルデラ内の仙石原に出ます。
小田原、三島、箱根湯本、御殿場などの混み合う場所を通らないのも大きな利点です。
東名高速道路・大井松田ICを起点にした場合は、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」から大雄山駅近くの竜腹寺交差点から足柄峠・夕日の滝方面の神奈川県道78号(御殿場大井線)に入り、矢倉沢関所跡を越え、夕日の滝入口手前で「はこね金太郎ライン」へ。
後は対向車に注意しながら箱根外輪山を金時隧道で越えるだけです。
最高所で850mもあるので、冬季の路面凍結などには注意が必要です。
またカーブが連続するので、運転は慎重に。
全長は10.9kmの県道で、南足柄市区間と箱根町区間の間には約35台駐車可能な「金時見晴パーキング」(35台)があり、ここを起点に徒歩1時間で金時山山頂に立つこともできます。
かつての神奈川県道731号(矢倉沢仙石原線)は金時山の山頂を通る登山道(点線県道)だったので、この「はこね金太郎ライン」はバイパス的な存在に。
箱根へ渋滞回避の新ルート「はこね金太郎ライン」 | |
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