どぶ板通り

どぶ板通り

神奈川県横須賀市、米海軍横須賀基地の正門近くの裏通りが、「アメカジ」(アメリカンカジュアル)を日本に伝えたどぶ板通り。正式名は横須賀市本町商店会ですが、どぶ板通り商店街と通称されています。明治17年、横須賀に海軍の横須賀鎮守府が置かれ、道の中央に海軍工廠から供与された鉄板でふさがれたドブがあったのが名の由来です。

日本とアメリカが融合する不思議な商店街

どぶ板通り

戦後、横須賀に米軍が駐留し、米海軍横須賀基地(地元では「ベース」と通称)に近いどぶ板通りには米兵相手のクラブ、スーベニアショップなどが並びました。

今では雰囲気もガラリと変わり、道もタイル敷きに変身。
米軍払い下げのグッズを扱う日本人向けの店が増えています。
アメリカ海軍や自衛隊のパッチ(ワッペン)を中心に販売するの「ダイヤモンド商会」、老舗の刺繍専門店でまさに横須賀の大将的存在の「大将ミシンししゅう店」、米軍放出品を扱うフライトジャケットの「ミリタリーショップカキタ(柿田商店)」、スカジャンの「プリンス商会」、「ミリタリーショップFUJI」など、ドブ板ならではの買い物を楽しむことができます。

背中に大型で派手な刺繍のあるスカジャンは、「ヨコスカジャンパー」の略。
米兵が所属の隊のエンブレムなど刺繍をみやげに注文したのがルーツでドブ板通り発祥です。
今もスカジャンを「大将ミシンししゅう店」に持ち込む人も多いとか。

米兵御用達の肖像画店は、武谷肖像画店が健在。
朝鮮戦争当時に店を開いたという、歴史ある店です。

ドブ板通りのモールには、王貞治、渡辺真知子、宇崎竜童、阿木燿子、雪村いづみ、団伊久磨など横須賀になじみのある有名人の手形レリーフが配されている。のでお見逃しなく。

どぶ板通り
名称 どぶ板通り/どぶいたどおり
所在地 神奈川県横須賀市本町
関連HP どぶ板通り商店街公式ホームページ
電車・バスで 京浜急行線横須賀中央駅から徒歩10分、または汐入駅から徒歩5分
ドライブで 横浜横須賀道路横須賀ICから約3km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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