高い石垣で囲まれた小田原城本丸の正面に位置するのが常盤木門。本丸の出入は東の常盤木門と北側の鉄門(くろがねもん)という2つの門を使用していましたが、常盤木門が大手側(正門)にあたり、重要な防御拠点であったために、他の門と比べても大きく、堅固に造られていました。現在の常盤木門は昭和46年の再建。
本丸の正門は堅牢な桝形門
常盤木とは常緑樹の意で、門の傍らには往時から松が植えられ、小田原城が永久不変に繁栄する願いが込められています。
常盤木門は、古絵図などから、江戸時代初期にはすでに設置されていたことが判明しています。
元禄16年(1703年)の元禄大地震で倒壊した後、宝永3年(1706年)に、多門櫓と渡櫓門から構成される桝形門形式で再建されています。
多聞櫓は武器の収蔵に使われていました。
明治維新後の廃城とともに破却されましたが昭和46年に市制30周年事業で再建されています。
ちなみに鉄門を利用すれば御用米曲輪を通って、城外に出ることができました。
常盤木門の1階では「甲冑着付け体験」(甲冑・打掛・忍者衣装・陣羽織を貸し出し/有料)ができるほか、2階は「常盤木門SAMURAI館」(甲冑や日本刀などの武具を展示/有料)になっています。
小田原城・常盤木門 | |
名称 | 小田原城・常盤木門/おだわらじょう・ときわぎもん |
所在地 | 神奈川県小田原市城内6-1 |
関連HP | 小田原城公式ホームページ |
電車・バスで | JR・小田急・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道小田原駅から徒歩10分 |
ドライブで | 小田原厚木道路小田原東ICから約5km、荻窪ICから約3km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 小田原城総合管理事務所 TEL:0465-23-1373 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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