城山公園(海と城の見える丘)

城山公園(海と城の見える丘)

神奈川県小田原市、小田原城本丸西側の高台にある運動公園が城山公園(海と城の見える丘)。城山公園と名がつくのは戦国時代、小田原は町全体が城郭都市と化していましたが、三の丸外郭に相当するから。運動公園になっていますが、空堀の跡も残されているので、お城ファンならぜひ立ち寄りたい場所のひとつになっています。

城郭都市だった中世小田原の空堀が現存

戦国時代、北条早雲(ほうじょうそううん)を祖とする後北条氏は、北条早雲(伊勢盛時)・氏綱・氏康・氏政・氏直と5代続き、小田原の町を日本一の城郭都市に変貌させています。

3代当主・北条氏康の時代には小田原の町全体を総延長9kmの土塁と空堀の二重構造で取り囲む要塞都市が完成していたのです。

城山公園内には小田原の町と城を戦渦から守る堀の跡が現存。
小峯御鐘ノ台大堀切(こみねおかねのだいおおほりきり)の東堀で、豊臣秀吉の小田原攻めに対抗して築かれた、総構え(そうがまえ)と呼ばれる城郭形成以前に構築された三の丸外郭に相当します。
ここから小田原城本丸へは、八幡山丘陵が続くが、その尾根を分断するかたちで空堀が造られているのです。
東堀は幅が20m~30m、深さは12mもあり、堀の法面(のりめん=斜面)は50度いう急勾配で、空堀としては最大規模のもの。
横矢折れと呼ぶクランク(敵軍に側面攻撃ができるように屈曲させています)も設けられ進軍を阻む工夫が随所に見受けられます。
東堀は城南中学の東側、蓮船寺の裏手一帯に延びているのでお見逃しなく。

面積1haの城山公園(海と城の見える丘)は、昭和30年、神奈川県で第10回国民体育大会が開催されるのを期に、城山陸上競技場や城山庭球場が建設され、その後、戦没者慰霊塔や散策路が整備されています。
平成28年、戦没者慰霊塔周辺の樹木を伐採し、相模湾や小田原城の眺望を確保し、「海と城の見える丘」に変身しています。
戦没者慰霊塔前は桜の花見スポットにもなっています。

名称 城山公園(海と城の見える丘)/しろやまこうえん(うみとしろのみえるおか)
所在地 神奈川県小田原市城山3-30
関連HP 小田原市公式ホームページ
電車・バスで JR・小田急・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道小田原駅から徒歩15分
ドライブで 小田原厚木道路荻窪ICから約2km
駐車場 小峰庭球場横などを利用
問い合わせ 小田原市みどり公園課 TEL:0465-33-1583
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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