浄見寺

浄見寺

時代劇の『大岡越前』で知られる大岡忠相(おおおかただすけ)は、曽祖父・大岡忠正の時代に、秀吉による徳川家康の江戸入封の際、家康に従い三河から関東に入り、翌天正19年(1591年)5月、相模国高座郡堤村(現・茅ヶ崎市堤町)を知行する領主になりました。その大岡忠正が創建した大岡家の菩提寺が浄土宗の寺、浄見寺です。

大岡越前守の墓所もここにあり、4月下旬頃には墓前祭も

浄見寺

大岡家累代の墓。左端が大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)

慶長16年(1611年)、大岡忠正は、父・大岡忠勝(おおおかただとう)の追善のために、浄見寺を創建。
寺の名は、大岡忠勝の法名「大綱院殿忠誉窓月浄見大居士」に由来します。
元和元年(1615年)には三河から大岡忠勝の墓も改葬され、境内には初代・忠勝から13代まで大岡家累代の墓碑58基が整然と並んでいます。

大岡氏は、三河国八名郡大岡郷(現・愛知県新城市黒田大岡)が領地で、大岡忠勝の代に松平広忠(徳川家康の父)に仕えています。
大岡忠勝の「忠」は、松平広忠から偏諱(へんき=主君から家臣に授与)されたもの。

町奉行として才能を開花させた大岡忠相は、宝暦元年(1751年)に75歳で没していますが、町火消の創設、目安箱など数々の功績に対して大正元年に従四位が贈られ、大正2年には大岡忠相の墓前で贈位祭が行なわれています。
これがきっかけで『大岡越前祭』(4月下旬〜5月上旬の土・日曜)が行なわれるようになっています。

スダジイ、タブノキ、モチノキなどの照葉樹が茂る浄見寺の寺林は、神奈川県の天然記念物に指定。
葉の上に銀杏(ぎんなん)のなる変種のイチョウ、オハツキイチョウは、神奈川県内で最初に発見されたもので、神奈川県の天然記念物。
大岡忠政が創建時に植えたと伝えられています。
室町時代作と推測される寺宝の銅造六臂弁財天坐像は神奈川県の重要文化財。

同じ茅ヶ崎市堤地区には、江戸時代に村役人を務めた和田家住宅(移築復元)が民俗資料館にもなっているので、時間があれば寄り道を。

浄見寺 DATA

名称 浄見寺/じょうけんじ
Jokenji Temple
所在地 神奈川県茅ヶ崎市堤4317
関連HP 茅ヶ崎市公式ホームページ
電車・バスで JR相模線香川駅から徒歩20分。JR東海道線茅ヶ崎駅北口から湘南ライフタウン行きバス堤坂下下車、徒歩10分
駐車場 なし
問い合わせ TEL:0467-51-0054
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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