大磯海水浴場

大磯海水浴場

神奈川県中郡大磯町、JR大磯駅から徒歩10分という便利な位置にある海水浴場が、大磯海水浴場。明治18年、軍医・松本順(松本良順)が漁の邪魔になるという漁師を説得して開設した日本初の海水浴場で、その後、別荘地、避暑地として発展。

日本の海水浴は大磯に始まる!

例年7月上旬の日曜〜8月下旬の日曜に開設されるのが、大磯海水浴場。
駐車場は大磯港駐車場を利用で、シャワー・公衆トイレ、ビーチテニスコート(北浜海岸、自由に利用可能)などがあります。
海はきれいですが、離岸流には注意が必要。

明治18年に開設当初の海水浴は、温泉浴と同様に、ミネラルを多く含んだ海水に浸かり、潮流で身体に刺激を与え、海辺の清涼な空気を吸うことを目的にしていました。

泳ぐというのではなく、海中に突き刺した鉄棒につかまるというまさに療養。
空気浴的な意味合いと、潮流の水圧という物理的な効果を期待したもので、現代の海洋療法「タラソテラピー」にも通じるものがあります。
さらに海洋性気候を活用した転地療養でもあったのです。

東海道が街道としての機能を失って廃れていた時代、海水浴場の設立は大磯にとっては救いの手で、松本順は総理大臣・伊藤博文に海水浴と国民保養の必要性を力説し(海中の鉄棒につかまり海水に浸かる潮湯治的な療養を提唱)、大磯に停車場を設置するよう働きかけ、旅館と病院を兼ね備えて「祷龍館」(とうりゅうかん)を建設しています。

大磯駅の開業は、明治20年7月11日なので、駅開業の2年も前に、海水浴場ができたことになります。
松本順は、大磯の「虎子饅頭」を手に、東京の名士に海水浴場を宣伝。
松本順の尽力を契機に、 渋沢栄一も「祷龍館」にしばしば訪れて滞在、東京に近い保養地、「別荘地大磯」として発展していきます(吉田茂も大磯に別荘を構えています)。

下の錦絵は明治26年刊『大礒海水浴 富士遠景図』(画・小国政=3代国貞の長男)。
左の絵に海中の鉄棒が描かれています。

大磯海水浴場
開催日時 例年7月上旬日曜〜8月下旬日曜
名称 大磯海水浴場/おおいそかいすいよくじょう
所在地 神奈川県中郡大磯町大磯1990地先
関連HP 大磯町公式ホームページ
電車・バスで JR大磯駅から徒歩10分
ドライブで 西湘バイパス大磯港ICから約500m
駐車場 大磯港第1駐車場(114台/有料)、第2駐車場(239台/有料)
問い合わせ 大磯駅前観光案内所(大磯町観光協会) TEL:0463-61-3300
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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