大磯駅

大磯駅

神奈川県中郡大磯町にあるJR東海道本線の駅が、大磯駅(おおいそえき)。明治20年7月11日、東海道線の横浜駅(現・桜木町)〜国府津駅間の開通に合わせて開業。明治18年、軍医・松本順(松本良順)が日本初の海水浴場として大磯海水浴場を開設、駅設置も働きかけていました。

大磯海水浴場の開設後、大磯駅が開業

大磯駅

大磯駅開業後、大磯は、保養地、別荘地、夏の避暑地として発展。
吉田茂も別荘(戦後は本邸として機能)を構えています。

東海道が街道としての機能を失って廃れていた時代、海水浴場の設立は大磯によっては救いの手で、松本順は総理大臣・伊藤博文に海水浴と国民保養の必要性を力説し(海中の鉄棒につかまり海水に浸かる潮湯治的な療養を提唱)、大磯に停車場を設置するよう働きかけ(当初、大磯に本来、駅設置計画はありませんでした)、旅館と病院を兼ね備えて「祷龍館」(とうりゅうかん)を建設しています。

大磯駅の開業は、明治20年7月11日なので、駅開業の2年も前に、海水浴場ができたことになります。
松本順は、大磯の「虎子饅頭」を手に、東京の名士に海水浴場を宣伝。
松本順の尽力を契機に、 渋沢栄一も「祷龍館」にしばしば訪れて滞在、東京に近い保養地、「別荘地大磯」として発展していきます(吉田茂も大磯に別荘を構えています)。

大磯駅には各駅停車のほか、快速が停車しますが、特急は通過します。
夏休みのら大磯ロングビーチ開設期間中は、大磯駅から大磯ロングビーチまでの直行バス(有料)も運行(タクシー利用の場合は、二宮駅が最寄りです)。
大磯プリンスホテルへは、神奈川中央交通の路線バスが運行。

「湘南の海水浴関連遺産」として近代化産業遺産にも認定

大磯駅は、関東の駅百選に選定されるほか、「社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群」のうち、「湘南の海水浴関連遺産」として経済産業省の近代化産業遺産に認定。

明治18年、大磯に海水浴場が開かれると、その後、海水浴は療養目的から行楽的な内容へと変化し、昭和4年8月10日、 鐵道省東京鐵道局(現・JR東日本)は逗子に海の家(「鐵道省逗子海の家」)を開設。
好評を博したことを受け、昭和6年には鵠沼海岸に鐵道省「海の家」がオープン、藤沢駅から鐵道省「海の家」まで直通バスが運行されています。
昭和初期にはレジャーとしての海水浴が定着したことがわかります。

下の錦絵は明治26年刊『大礒海水浴 富士遠景図』(画・小国政=3代国貞の長男)。
左の絵に海中の鉄棒が描かれています。

大磯駅
名称 大磯駅/おおいそえき
所在地 神奈川県中郡大磯町東小磯
関連HP JR東日本公式ホームページ
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大磯海水浴場

大磯海水浴場

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大磯ロングビーチ

大磯ロングビーチ

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