大平台駅（大平台のスイッチバック）

神奈川県足柄下郡箱根町大平台、箱根登山鉄道の駅が、大平台駅。箱根登山鉄道では出山信号場のスイッチバックを最初に、大平台駅、上大平台信号場の3ヶ所でスイッチバックしますが、そのうち駅でのスイッチバックはこの大平台駅のみとなっています。ホームからスイッチバックの様子を見学できます。

3ヶ所あるスイッチバックで唯一の駅がここ！

標高165mの塔ノ沢駅から標高448mの宮ノ下駅間はもっとも標高差が大きな場所で、並走する国道1号は、1月2日の箱根駅伝5区の山登りで有名。
箱根登山鉄道最大傾斜は1000分の80（80‰＝パーミル／1000m走る間に80m上るというもの）で粘着式鉄道（アプト式などではなく、通常のレールの普通鉄道）では、日本一の急勾配を誇っていますが、それでも克服できない高度差を、駅や信号所で運転手と車掌が入れ替わり、方向転換して克服しているのです。

大平台駅は、標高337m、手前（鉾根湯本駅寄り）の塔ノ沢駅が標高153m、次の宮ノ下駅が436mなので、塔ノ沢駅〜出山信号場（スイッチバック）〜大平台駅（スイッチバック）〜上大平台信号場（スイッチバック）〜宮ノ下駅（5km）で283mも上っていることがわかります。
そいのため、3ヶ所もの連続するスイッチバックが必要に。

大平台駅は無人駅なので、マナーを守って見学を。
アジサイのシーズンには大平台駅周辺にも見事にアジサイが咲き誇ります。

大平台温泉は、共同湯の「姫之湯」のほか、アットホームな温泉旅館も多く、船員保険会の「箱根嶺南荘」もあって、常連に愛される温泉地になっています。

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