スカイシャトル

京王線の京王よみうりランド駅（東京都稲城市）と遊園地「よみうりランド」（神奈川県川崎市多摩区）を結ぶ索道が、スカイシャトル。よみうりランドが運営する都市型ロープウェイの元祖的な存在で、東京都内に架かる唯一のゴンドラということにもなります（会社としては神奈川県です）。

「空から行けちゃう遊園地」がコンセプト

当初は動く歩道「スカイロード」でしたがそれに代わるものとして、アトラクション的な索道が平成11年3月21日に開業。
冷房装置がないため、夏場には搬器そのものに水を噴霧する「水冷ゴンドラ」で、最大4度程度の冷却を行なっています。

ジェットコースター「バンデット」を間近で見ることができるポイントもあり、移動手段としてだけでなく、乗り物としても十分に楽しむことができます。
ただし、園内のアトラクションではなく、園外の扱いのため、ワンデーパス、アフターパスの利用はできません。

メーカーの樫山工業（イタリアのライトナー・ロープウェイズと提携で製造）は、観光用ではなく、都市交通（最寄り駅と遊園地を結ぶ移動手段）として紹介。
所要は5分ほど、遊園地のアトラクションではないのでゴンドラだけ乗ることもでき、その意味でも、都市交通ということになるのかもしれません。
高低差は44mで、「京王口ステイション」からいきなり山を越え、さらに「バンデット」の線路の下をくぐり抜け（ジェットコースターが通り抜けることも）、「山頂ステイション」に到達します。

横浜の「YOKOHAMA AIR CABIN」が「日本初の都市型循環式ロープウェイ」をPRしていますが、ともにゴンドラリフト（単線自動循環式、つまりは都市型循環式ロープウェイ）のため、元祖はスカイシャトルということに。