中ノ城古墳

中ノ城古墳

熊本県八代郡氷川町、野津古墳群(のづこふんぐん)にある最大の前方後円墳が、中ノ城古墳(なかのじょうこふん)。防空壕にも利用されたことで墳丘は改変を受けていますが、墳丘長102mという熊本県屈指の巨大な古墳。国の史跡に指定されています。

熊本県屈指の巨大古墳が野津古墳群

墳丘は3段築成で、墳丘表面から葺石、埴輪が出土し、往時には周濠が取り囲み、斜面には葺石、テラスには埴輪が並んでいたことがわかっています。
埋葬施設は横穴式石室で、副葬品として甲冑、鉄刀、馬具、ガラス玉などが出土。

6世紀前半(古墳時代後期)で、八代海や有明海を支配し、ヤマト王権とも密接な関係を有した火の君(肥の君)一族の墳墓だと推測されています。
野津古墳群の古墳4基は、すべて前方後円墳で、北から姫ノ城古墳(墳丘長86m)、物見櫓古墳(62m)、中ノ城古墳(102m)、端ノ城古墳(68m)の順に配列されていますが、出土遺物などから、物見櫓古墳、姫ノ城古墳、中ノ城古墳、端ノ城古墳の順に築造されたことが判明しています。

中ノ城古墳
名称 中ノ城古墳/なかのじょうこふん
所在地 熊本県八代郡氷川町大野2097
関連HP 氷川町公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道宇城氷川スマートICから約4km
問い合わせ 氷川町教育委員会生涯学習課 TEL:0965-52-5860/FAX:0965-52-7060
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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