梅宮大社

平安時代の初め、嵯峨天皇の皇后である橘嘉智子(たちばなのかちこ=日本最初の禅寺壇林寺を開いたことから檀林皇后と呼ばれる)がその子、仁明天皇のご託宣により先祖を祀ったという古社が梅宮大社。祭神は酒解神(さけのけのかみ=大山祇神おおやまずみのかみ)で、檀林皇后が社に祈願して子を授かったことから、酒と子授けの神として広く信仰されています。

子授けのご祈祷は必ず夫婦揃って参拝を

その由緒はさらに古く橘諸兄(たちばなのもろえ)の母、橘三千代が山城国相楽郡井出庄(現在の京都府綴喜郡井手町)に井出寺を創建したことにさかのぼります。

境内には、名酒になるように祈願された酒樽がズラリと並び壮観。
夫婦揃って参拝し、またぐと子が授かるという不思議な石「またげ石」が本殿玉垣のなかにあり、子授け祈願のご祈祷を受ければ「またげ石」をまたぐことも可能です(祈祷の場合は、本殿に入るのでそれにふさわしい服装で参拝を)。
さらに祈祷を行なった白砂が内符に封入された「安産守(産砂守)」も授与されています。

授与品の招福梅も有名で、自家製のため味も素朴と好評。

カキツバタ、花菖蒲で有名な東神苑、梅、椿、水仙が見事な西神苑、花菖蒲、八重桜、平戸ツツジの咲く北神苑と季節の花が咲く神苑も見逃せません。

本殿・拝殿・楼門・境内社若宮社・境内社護王社の5棟は江戸時代の造営で、京都府の文化財に登録されています。
例祭は毎年5月3日の『梅宮祭』(うめのみやのまつり)。御輿が氏子町内を巡行します。

梅宮大社 3つのチェックポイント

平安時代創建の古社で橘氏の氏神
子授けや安産に御利益大!
神苑には四季の花が咲き見事

梅宮大社
名称 梅宮大社/うめのみやたいしゃ
Umenomiya-taisya Shrine
所在地 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
関連HP 梅宮大社公式ホームページ
電車・バスで 阪急嵐山線松尾駅から徒歩10分。JR京都駅からタクシーで30分。または、京都駅七条口、八条口からから市バスで30分、梅ノ宮神社前下車、徒歩2分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約10km
駐車場 参拝者駐車場(10台/無料)
問い合わせ 梅宮大社 TEL:075-861-2730/FAX:075-861-7593
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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