丹後松島

日本三景のひとつ、松島（宮城県）に似ていることから名付けられた景勝地が京丹後市にある丹後松島。犬ヶ岬園地から東側の経ヶ岬を眺望すると、いくつかの小島が海に浮かんでいるように見えますが、実はこれらの島々はすべて陸続きになっており、リアス式海岸の奇岩怪石が作り出した絶景となっています。

犬ヶ岬園地からの眺めが「松島」をおもわせる絶景

国道178号犬ヶ崎トンネル東側入口に位置する犬ヶ岬園地に車を入れるのがもっとも手軽な探勝方法。
犬ヶ岬園地のある京丹後市丹後町此代（このしろ）地区からの眺めが「松島に似ている」というのが名の由来なので、ここから眺めるのがセオリーにもかなっています。

12万年前に誕生した海食台がベースで、その後の地殻変動による隆起と海面の低下によって4段に区分される海岸段丘、トンボロ（陸繋砂州）が形成されたもの。
背後の段丘は「袖志の棚田」（日本の棚田百選）など、棚田となって活用されています。

優美な自然は、丹後天橋立大江山国定公園にも指定されていますが、ユネスコ世界ジオパーク登録の「山陰海岸ジオパーク」を代表する眺めにもなっています。

丹後松島には、久増海水浴場、高嶋海水浴場、平海水浴場という風光明媚な海水浴があり、平海水浴場は日本の海水浴場百選に数えられる美しい砂浜のビーチが広がっています。