浦嶋神社

浦嶋神社

京都府与謝郡伊根町にある天長2年(825年)に創建されたと伝わる古社が浦嶋神社(浦島神社/宇良神社)。『丹後国風土記』に登場する浦嶋伝説の舞台と伝わる神社で、浦嶋太郎(浦島太郎)はここから竜宮城に向かったと伝わる、日本最古の浦島伝説の地です。

『丹後国風土記』に記載の浦嶋伝説の舞台

浦嶋神社

祭神は浦嶋太郎(浦島太郎)のモデルとされる丹後の名族、浦嶋子(うらしまこ)。
浦嶋子を筒川大明神として祀っています。

『丹後国風土記』には、水江(みずのえ)の浦の島子(しまこ)が、釣りに出た時に、海の神の乙女と思いが通じて結婚し、常世の国で不老不死の命を得てたのですが、3年の歳月がながれた時に浦の島子が、しばしの間家に帰って事情を父母に話したいと伝えて、人間界に戻る際に手渡されたのが玉手箱。
再び会いたいなら、決して箱を開けてはならないといわれたのに、島子は、墨吉(すみのえ)に帰ってみたものの、自分の知る里ではなく、そこで思わず玉手箱を開くという物語。

『丹後国風土記』は8世紀に編纂されているので、そこに記された「筒川嶼子 水江浦島子」は、文字通り、日本最古の浦島伝説となるわけです。
浦嶋神社が創建された天長2年(825年)は、浦嶋子が300年を経て常世の国からこの地に帰ってきた年とされ、浦嶋神社の境内には、浦島子が訪れた常世を岩と苔で再現した「蓬山の庭」(とこよのにわ)が整備されています。

中国の神仙思想(不老不死の仙人・神人の住む海上の異界や山中の異境に楽園を見出す思想)をルーツにするという浦嶋伝説。
巨大な古墳時代に前方後円墳が構築された「丹後王国」と大陸との交流が生んだ壮大な物語なのかもしれません。

社宝として亀甲紋の蒔絵を施した亀甲紋櫛笥二合(玉手箱)、浦嶋明神縁起絵巻(巻子本/国の重要文化財)、乙姫が着ていたという小袖(白練緯地霧桜土筆肩裾文様繍小袖/国の重要文化財)、浦嶋明神縁起絵巻(掛幅形式/京都府の文化財)などが残され、「宝物資料室」に展示されるほか、浦嶋物語の歴史説明と縁起絵巻の解説が行なわれています。
また、浦島太郎が描かれ、長寿、招福を祈願するユニークな絵馬が有名。

社前には「水の江里浦嶋公園」が整備されています。

浦嶋神社
浦嶋子を筒川大明神として祀る本殿
浦嶋神社
名称 浦嶋神社/うらしまじんじゃ
所在地 京都府与謝郡伊根町本庄浜141
関連HP 浦嶋神社公式ホームページ
電車・バスで 北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅から丹海バス経ヶ岬行き1時間21分、浦島神社前下車、徒歩10分
ドライブで 京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約34km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 浦嶋神社 TEL:0772-33-0721/FAX:0772-33-0103
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
水の江里浦嶋公園

水の江里浦嶋公園

京都府与謝郡伊根町にある浦嶋神社(宇良神社)の社前にある浦島太郎をテーマにした公園が、水の江里浦嶋公園。8世紀に編纂された『丹後国風土記』に、浦島太郎のモデル「筒川嶼子 水江浦島子」の話が記載され、その浦嶋伝説が伝わるのが浦嶋神社(宇良神社

 

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