南禅寺・最勝院高徳庵

南禅寺・最勝院高徳庵

南禅寺の最奥の地にある塔頭(たっちゅう)寺院が最勝院高徳庵。本堂の前には「縁結びの松」と呼ばれている松がある。百日紅(さるすべり)の木に松が宿ったもので、百日紅は樹齢300年、松は100年と推測されています。一帯は鎌倉時代から「神仙佳境」と呼ばれた聖地で、山中には駒ヶ滝と呼ばれる滝も落ちています。

本堂の前には「縁結びの松」がある

南禅寺・最勝院高徳庵
風流な参道
南禅寺・最勝院高徳庵
「縁結びの松」

園城寺長吏・駒道智大僧正が隠棲した天台宗園城寺の別院・最勝院があった地。
高徳庵は、最勝院般若殿と称して南禅寺の寺務所近くにありましたが大正4年に現在地に移っています。
名前の通り、勝運の寺にもなっています。
琵琶湖疏水が流れる煉瓦建築の水路閣のさらに奥に位置し、紅葉シーズンにも訪れるほとが少ない穴場の寺になっています。

南禅寺・最勝院高徳庵
名称南禅寺・最勝院高徳庵/なんぜんじ・さいしょういんこうとくあん
所在地京都府京都市左京区南禅寺福地町
電車・バスでJR京都駅から市バスで34分、南禅寺永観堂前下車、徒歩8分。または地下鉄東西線蹴上駅からインクラインをくぐり歩行者専用道で徒歩5分
ドライブで名神高速道路京都東ICから約14km
駐車場南禅寺駐車場(50台/有料)
問い合わせ南禅寺 TEL:075-771-0365/FAX:075-771-6989
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
南禅寺水路閣

南禅寺水路閣(国宝)

南禅寺境内の最奥部分には、琵琶瀬疏水(びわこそすい)の枝線水路が通過しています。水路は明治23年に建造された南禅寺水路閣と呼ばれるレンガ造り、ローマ風のアーチ橋上を通っているのです。水路閣は全長が93.17m、幅4.06m、水路幅2.42m

天授庵

天授庵

天授庵(てんじゅあん)は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつで、暦応2年(1339年)、光厳天皇(こうごんてんのう)の勅許により虎関師錬(こかんしれん)が南禅寺を開いた大明国師(無関普門/むかんふもん)の塔所として建立。枯山水と池泉回遊

金地院

金地院

金地院(こんちいん)は、南禅寺の塔頭寺院のひとつで、応永年間(1394年〜1428年)に足利義持(あしかがよしもち)が洛北の鷹ヶ峯(たかがみね)に創建。慶長10年(1605年)頃に以心崇伝(いしんすうでん)が南禅寺塔頭として現在の場所に移し

南禅院

南禅院

南禅寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつで、亀山天皇が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)の天上宮の跡地に建ち、天皇を祀るため別院とされているのが南禅院。天上宮の別名が南禅院でまさに天上宮の後身というかたち。池泉回

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