東寺・五重塔

「古都京都の文化財」として世界遺産に登録される東寺ですが、京都のシンボル的な存在となっているのが国宝の五重塔。高さ54.8mは木造塔としては日本一の高さを誇っています。

現存する五重塔は徳川家光寄進の5代目

空海没後の9世紀末の創建ですが、その後、雷や不審火で4回焼失しており、現在の塔は5代目となります。
1644(寛永21)年、3代将軍・徳川家光の寄進で建てられたもの。

心柱を大日如来とみなし、須弥壇に金剛界四仏像と八大菩薩像が安置されています。
安置されるのは、東面=阿閦如来・弥勒菩薩・金剛蔵菩薩、南面=宝生如来・除蓋障菩薩・虚空蔵菩薩、西面=阿弥陀如来・文殊菩薩・観音菩薩、北面=不空成就如来・普賢菩薩・地蔵菩薩。

特別公開日以外は、内部は非公開になっています。

東寺・五重塔
名称東寺・五重塔/とうじ・ごじゅうのとう
Pagoda,To-ji Temple
所在地京都府京都市南区九条町1
関連HP東寺公式ホームページ
電車・バスで近鉄京都線東寺駅(近鉄京都駅から2分・急行停車)から徒歩5分で南大門。地下鉄烏丸線九条駅から徒歩10分。JR京都駅からは八条口西口から徒歩15分で慶賀門
ドライブで名神高速道路京都南ICから約3.9km。または、阪神高速8号京都線鴨川西出口から約3km
駐車場東寺駐車場(150台/有料)
問い合わせ東寺 TEL:075-691-3325/FAX:075-662-0250
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