東寺・講堂

「古都京都の文化財」として世界遺産に登録される東寺の寺域の中でその中心あたる場所が、講堂の中心。空海は、講堂に安置された大日如来は、宇宙の中心と考えたのです。境内は、東西255m、南北515mの長方形で、大伽藍が建っているエリアは、東西、南北とも255m。その中心に講堂を配しているのです。

講堂内部には立体曼荼羅が!

空海が建立し、835(承和2)年に竣工した往時の建物は、1486(文明18)年の土一揆による火災で焼失。
現存する建物は、1491(延徳3)年の再建で、国の重要文化財に指定されています。

須弥壇中央には大日如来を中心とする五智如来(重要文化財)、東側には金剛波羅密多菩薩を中心とする五大菩薩(国宝)、西方には不動明王を中心とした五大明王(国宝)が安置されています。
東西端にはそれぞれ梵天・帝釈天像(国宝)、須弥壇の四隅には四天王像(国宝)が安置され、全体で立体曼荼羅を構成しています。
まさに空海の宇宙観が立体的に具現化されているのです。

東寺・講堂
名称東寺・講堂/とうじ・こうどう
Kodo Hall,To-ji Temple
所在地京都府京都市南区九条町1
関連HP東寺公式ホームページ
電車・バスで近鉄京都線東寺駅(近鉄京都駅から2分・急行停車)から徒歩5分で南大門。地下鉄烏丸線九条駅から徒歩10分。JR京都駅からは八条口西口から徒歩15分で慶賀門
ドライブで名神高速道路京都南ICから約3.9km。または、阪神高速8号京都線鴨川西出口から約3km
駐車場東寺駐車場(150台/有料)
問い合わせ東寺 TEL:075-691-3325/FAX:075-662-0250
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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東寺

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