船塚古墳

船塚古墳

佐賀県佐賀市大和町にある巨大な前方後円墳が船塚古墳(ふなづかこふん)。墳丘長114mは、佐賀県最大の古墳で、佐賀県の史跡になっています。古墳時代中期、5世紀中頃の築造と推測されますが、本格的な発掘調査が行なわれていません。

佐賀県最大の前方後円墳

墳丘長114m、後円部径63m、高さ10m、前方部幅62m、高さ9mで3段築成。
墳丘には、花崗岩円礫の葺石が確認でき、後円部の頂から家形埴輪が出土。
墳丘の周囲には幅15mほどの周濠が盾型に巡らされ、7つの陪塚の円墳が北から東に配され(もとは11基あったとも)、そのうちの1基から円筒埴輪が発見されています。

主体部に埋葬施設として竪穴式石室があったとされますが、明治時代の盗掘で失っています(硬玉製の大勾玉が出土したとも伝えられます)。

ヤマト王権は、王権に服属、同盟した地方の君長に県主(あがたぬし)という名を与えていますが、船塚古墳は、佐嘉県主(さがあがたぬし)の可能性もあります。

船塚古墳
名称 船塚古墳/ふなづかこふん
所在地 佐賀県佐賀市大和町久留間東角
関連HP 佐賀市観光協会公式ホームページ
ドライブで 長崎自動車道佐賀大和ICから約4km
問い合わせ 佐賀市教育委員会社会教育部文化振興課 TEL:0952-40-7368
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
佐賀県三大古墳

佐賀県三大古墳とは!?

日本最古の水田の跡のある菜畑遺跡、そして吉野ヶ里遺跡など、古代には大陸との交流の窓口でもあった佐賀県。有明海に臨む佐賀市(佐賀平野)の船塚古墳、銚子塚古墳が1位と3位、間に入ったのが、唐津市の唐津湾に流れ出る松浦川河口部に築かれた久里双水古

 

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