籠神社

天橋立の北、宮津市大垣に鎮座する神社が籠神社(このじんじゃ)で、丹後国一之宮。近くの宮津市府中は、中世に丹後国の国府があったところで、古くから拓けた地であることがわかります。宮司家の海部氏の系図は国宝に。神門前の石造狛犬1対、木造扁額は国の重要文化財。伊勢神宮のルーツという意味で、「元伊勢籠神社」とも称しています。

丹後の総氏神、籠神社は「伊勢神宮のふるさと」!?

一の鳥居

二の鳥居へと続く参道

籠神社の社伝によれば、神宮(伊勢神宮)外宮に祀られている豊受大神は、神代は真名井原(現・真名井神社)に鎮座したとのこと。
天照大神が4年間営んだ元伊勢の「吉佐宮」にあたるとしています。

804(延暦23)年、止由気宮(豊受宮=伊勢外宮)の禰宜(ねぎ)五月麻呂らが、止由気宮(神宮外宮)の祭儀、殿舎、鎮座由来、摂社、職員の分掌などを記し報告した『止由気宮儀式帳』(とゆけぐうぎしきちょう)には、比治乃真名井から伊勢に遷されたとあり、裏付けともいえる史料となっています。

神職(社家)は、古代の海人族(あまぞく)、海部直(あまべのあたえ)で、世襲制で丹波国造(たんばくにのみやっこ)を務めていました。
古代、丹波国は、現在の丹後、但馬を含めた広大な領域だったのです。
当主は82代目の海部氏(あまべうじ)となります。

真名井神社と天橋立の付け根の間にある平地には丹後最大級の弥生墳墓(紀元前1世紀頃の方形貼石墓)が営まれ、海人族の王墓であったと推測されています。

参道は、宇治橋を渡り、一の鳥居、二の鳥居(二の鳥居手前に手水舎)、そして神門をくぐって拝殿というかたち。
本殿は、神宮(伊勢神宮)と同じ、唯一神明造りとなっています。

例祭『葵祭』は、4月24日に斎行。
祭神の神霊(みたま)を遷した鳳輦(ほうれん)による御神幸が行なわれます。

二の鳥居から神門を眺望

神宮を思わせる拝殿

 

籠神社 DATA

名称 籠神社/このじんじゃ
所在地 京都府宮津市字大垣430
公式HP 籠神社
電車・バスで 京都丹後鉄道天橋立駅から路線バスで25分、神社前下車
ドライブで 山陰近畿自動車道与謝天橋立ICから約7.5km
駐車場 150台/有料
問い合わせ TEL:0772-27-0006/FAX:0772-27-1582
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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