第67回島田髷まつり|島田市|2025

島田髷まつり

2025年9月21日(日)、静岡県島田市で『第67回島田髷まつり』が開催。日本髪において最も一般的な女髷が島田髷。島田髷発祥の地とされる島田市で行なわれるイベントで、島田髷踊りなどを披露する「島田髷道中」が祭りのハイライトになっています。

大磯の遊女「虎御前」が考案した島田髷

島田髷(しまだまげ)を最初に考案したのは、『曽我物語』の主人公・曽我十郎祐成の恋人で大磯の遊女「虎御前」と伝えられています(虎御前の出自は諸説あり『曽我物語』では平塚の出身としています)。

その後、人気絶頂の若衆歌舞伎の美少年が結っていた若衆髷(わかしゅまげ)を、東海道島田宿の遊女が取り入れて隆盛したというのが通説。

この虎御前の菩提寺である鵜田寺(うだじ)の「髪の塚」で、昭和8年9月19日に虎御前感謝祭が行なわれたのが『島田髷まつり』のルーツで、毎年9月の第3日曜日に髷供養感謝祭を開催。
川越街道で、市内の女性約60名が、各々異なる種類の島田髷を結い、島田髷踊りなどを披露する「島田髷道中」を行なわれます。

第67回島田髷まつりの見どころ

12:00〜13:15=虎御前供養感謝祭(鵜田寺)
12:45〜13:15=奉納踊り(鵜田寺)
14:10〜14:30=髷娘ミニ道中(川越街道)
14:30〜15:00=日本髪結い上げ実演(島田市博物館分館・川越街道 三番宿・十番宿)
15:00〜16:00=髷娘ミニ道中(川越街道)
9:30〜17:00=江戸時代の髪飾り特別展示(島田市博物館分館)

鵜田寺

鵜田寺(うだじ)は、758(天平宝字2)年、大井川から薬師如来像を拾い安置したのが始まりという島田市最古の寺(真言宗泉涌寺派)。
「野田の薬師さん」「目薬師さん」などと呼ばれ、眼病を治癒に御利益があります。境内には島田髷考案者の虎御前の墓も。

鵜田寺
鵜田寺
第67回島田髷まつり|島田市|2025
開催日時 2025年9月21日(日)
所在地 静岡県島田市野田1195(鵜田寺)
場所 鵜田寺、島田市博物館分館、川越街道
関連HP 島田市公式ホームページ
電車・バスで JR島田駅から徒歩30分で鵜田寺、徒歩25分で島田市博物館分館・川越街道。島田駅から鵜田寺行き、島田市博物館分館・川越街道行きの無料シャトルバス運行
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 島田市観光協会 TEL:0547-46-2844
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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