マンホールに描かれる絵柄は、その都市の象徴的な風景や花であることが多いのですが、横浜市はずばり、横浜ベイブリッジをデザイン。実は、平成9年10月1日に導入されたマンホールの絵柄が横浜ベイブリッジなのです。
横浜ベイブリッジを絵柄に採用
横浜ベイブリッジは、平成元年9月27日に開通した本牧埠頭A突堤(横浜市中区)と大黒埠頭(鶴見区)とを結ぶ斜張橋(吊り橋)。横浜港を横断し、上層は首都高速湾岸線で、下層は国道357号となっています。完成時には日本最長の斜張橋でした(現在は「瀬戸内しまなみ海道」の多々羅大橋)。
ベイブリッジの海面からの高さは約55mで、外洋航路の大型客船の場合は、これをくぐらなければ大さん橋に着岸できません。クイーン・エリザベス(MS Queen Elizabeth)は、干潮時間帯を狙ってギリギリの通過となりますが、クイーン・メリー2、ボイジャー・オブ・ザ・シーズは通過が困難なため大黒ふ頭を臨時に利用しています。
マンホールのデザインは、横浜市下水道局がいくつかの原案を作成し、「下水道カレッジ」(施設見学のイベント)での一般投票を参考にして決定しています。
横浜DeNAベイスターズ仕様もある!
ちなみに2015年3月には、JR関内駅、横浜市役所周辺22ヶ所に「横浜DeNAベイスターズオリジナルデザインマンホール」が設置されました。横浜DeNAベイスターズと横浜スタジアムが街のアイデンティティとなるために進めているまちづくりプロジェクト「I☆(LOVE)YOKOHAMA」の一環として実施されたものです。
これ以外のバージョンでは、赤レンガ倉庫周辺などの埠頭部分に設置される横浜港湾局管轄のマンホールは、横浜港外防波堤の白灯台と貨物船を描いた横浜港シンボルマークが描かれています。
赤レンガ倉庫を散歩する際には、ぜひ、足下にも注目を。
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