毎年3月1日13:00頃~、千葉県南房総市の日枝神社で『増間の御神的神事』(ますまのおまとしんじ)が行なわれます。赤い鳥居の下から43m離れた直径2mほどの的に向かい、交互に36本の矢を射ます。36本のうち、最初の12本が早生(わせ)、次の12本が中生(なかて)、最後の12本で晩生(おくて)を占います。
若者2人の放った矢で、豊凶を占う
重藤の弓を使って農作物の豊作と凶作、天候の順不順を占う神事で、千葉県の無形民俗文化財に指定。
的は、直径1.8mほどの円形の的で、篠竹で編んで紙を貼り、同心円状に墨で輪を描いたもの。
射手は地元地区の特定の家から選ばれた青年2人で、当日の朝、鍵元の家に赴き、新湯の風呂に入ってから、儀式前に近くを流れる増間ダムの上流にある前蔵引きの滝(水垢離の滝)で身を清めます。
さらに紋付き羽織袴に着替え、鍵元の家の床の間に弓と餅を供え、その餅を食べて、いよいよ歩射にのぞみます。
13:00頃から日枝神社で御祈祷などがあり、次に弓射の準備が整うと、15:30頃から1時間にわたって、境内で弓射の儀が行われます。
増間には関東大震災前までは、温泉が湧いており、南房総唯一の湯治場としても栄えた場所です。
増間の御神的神事 | |
開催日時 | 毎年3月1日13:00頃~ |
所在地 | 千葉県南房総市増間552 |
場所 | 日枝神社 |
ドライブで | 富津館山道路鋸南富山ICから約13km |
駐車場 | 大日山遊歩道駐車場 |
問い合わせ | 南房総市観光プロモーション課 TEL:0470-33-1091 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag