京王線は笹塚駅〜仙川駅で高架化を予定していますが、明大前駅周辺は第2区にあたり、下り線高架化に続いて、上り線を高架化、さらに拡幅して将来的にはホームは2面4線となる予定です。これにあわせ、明大前駅の井の頭線のホームは、南側(渋谷方面)に移設される予定で、まずは、その移設工事が始まります。
高架化完成後は京王線ホームは2面4線に拡幅
この連続立体交差事業(第2区)で、京王線明大前駅ホームが現在の位置から南側へ移動しますが、京王電鉄では、それに合わせて「駅利用者の利便性を考慮し、井の頭線明大前駅ホームを南側(渋谷方)に移設する」としています。
井の頭線明大前駅ホームを移設する準備工事に着手するといった段階ですが、今後の工事の進捗で、明大前駅は大きな変貌を遂げることに。
2031年 、明治大学は創立150周年を迎えますが、和泉キャンパスの玄関駅である明大前駅も大変身ということに。
京王線の明大前駅ホームでは、列車接近メロディに「明治大学校歌」が使われていますが(下り京王ライナーと、Mt.TAKAO号は、京王ライナー入線曲が鳴ります)、ホーム移設後はどうなることでしょう。
明大前駅は、1913年4月15日、京王電気軌道(現・京王電鉄)の火薬庫前駅(かやくこまええき)として開設された歴史ある駅で、大正6年、松原駅に改称。
昭和8年8月1日、井の頭線・明大前駅は、帝都電鉄の西松原駅として開業。
昭和10年2月8日にともに明大前駅に改称しています。
法・商・政治経済・文・経営・情報コミュニケーション学部の1、2年生が学ぶ明治大学和泉キャンパスは、関東大震災で駿河台キャンパスが全焼、大きな被害を受けたことで、戦前は陸軍省の火薬庫だった地に京王電気軌道社長・井上篤太郎の尽力もあって予科の校舎を設置。
昭和9年度の授業から使われたことで、駅名も明大前駅となったのです。
明大前駅が大変身! 井の頭線ホームの移設工事がスタート | |
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