宮城県石巻市の網地島(あじしま)の南端に位置する岬が涛波岐崎(どわめきざき)。先端には紅白ツートンカラーの涛波岐埼灯台が建っています。石巻から網地島ラインの高速船で約1時間(鮎川港からなら10分)、長渡港から20分ほどで到達できるビューポイントで、金華山を一望にできます。
かつて椎名誠は、網地島を「どわめきの猫島」と表現
難読地名のため、ドワメキ崎と表記されることも多い岬で、地元では「ドミキ崎」と呼ばれています。
百目鬼(どうめき)、百々目鬼(どどめき)などと同様に波の轟く音に由来する地名だと推測できます。
かつては椎名誠(しいなまこと)が「どわめきの猫島」の「ドワメキ崎でどわめく」(新潮社『風のかなたのひみつ島』/椎名誠)ことで知られ、近年ではドワメキ崎の断崖が「東尋坊に匹敵する」とPRされて話題になっています。
網地島は、三陸復興国立公園に指定されることで自然が保護され、猫だけでなく、旅人ものんびりと過ごすことができます。
涛波岐埼灯台は、昭和41年11月初点灯。
塔高9.9mで、灯高(灯火部分の高さ)は32m、光達距離は12マイル(22.2km)あります。
赤白灯台なのは初夏を中心に海霧が多いから。
網地島は夏は網地白浜海水浴場の海水浴で賑わいますが、網地港なので、島の北端。
涛波岐崎までは徒歩で1時間20分ほどかかります。
涛波岐崎(涛波岐埼灯台) | |
名称 | 涛波岐崎(涛波岐埼灯台)/どわめきざき(どわめきざきとうだい) |
所在地 | 宮城県石巻市長渡浜 |
電車・バスで | 網地島ライン長渡港から徒歩20分 |
ドライブで | 三陸自動車道石巻河南ICから約4.5kmで網地島ライン石巻中央発着所 |
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