2024年2月10日(土)〜3月17日(日)、茨城県水戸市の偕楽園・弘道館で『第128回水戸の梅まつり』が開催されます。広大な園内に約100品種3000本の梅が植栽された偕楽園。偕楽園と60品種800本の梅がある国の重要文化財に指定される弘道館を会場に開催される歴史ある梅まつりです。
明治29年に第1回が開かれた歴史ある梅まつり
『水戸の梅まつり』は、明治29年、常磐炭田の石炭輸出を主目的に、東京・田端〜水戸間の常磐線が開通(日本鉄道)し、観梅列車が運行されたことに始まる歴史あるまつり。
明治初期、東京市民の観梅は、日帰りできる大森、蒲田、亀戸などの近郷が定番でした。
明治33年には水戸観梅会を目的とした団体用臨時列車が運転され、「水戸観梅臨時列車」の運転へと発展したのです。
明治43年には常磐公園下に仮ホームが設置され、水戸での歓迎体制も確立していったのです。
こうして官民総力をあげての観梅客の誘致が、偕楽園の梅を有名にしたのです。
昭和9年には園内にある6本の名木を『水戸の六名木』に選定しています。
烈公梅(れっこうばい/1月下旬~2月下旬)、白難波(しろなにわ/1月下旬~2月下旬)、月影(つきかげ/2月中旬~3月上旬)、江南所無(こうなんしょむ/3月上旬~4月上旬)、柳川枝垂(やながわしだれ/2月上旬~3月上旬)、虎の尾(とらのお/2月上旬~3月上旬)の6本で開花期が微妙に異なっているため、例年ならいつ訪れてもいずれかが開花していることに。
様々な品種があるため、早咲き(1月中旬~2月中旬頃)、中咲き(2月上旬~3月中旬頃)、遅咲き(3月上旬~4月上旬頃)と長期間にわたり観梅を楽しむことができるのも魅力。
早い年だと1月中旬にチラホラと咲き始めます。
弘道館と偕楽園を夜間開放し、キャンドルで照らし出される『夜・梅・祭』は観光協会の関係者が「個人的にも友達に紹介したいおすすめの行事」という注目のイベントです。
偕楽園は「衆と偕(とも)に楽しむ場所」として、弘道館は「文武を学ぶ水戸藩校」として、対をなす存在。
「近世日本の教育遺産群 -学ぶ心・礼節の本源-」として日本遺産に認定されています。
第128回水戸の梅まつり|水戸市|2024 | |
開催日 | 2024年2月10日(土)〜3月17日(日) |
所在地 | 茨城県水戸市見川1-1251 |
場所 | 偕楽園、弘道館 |
関連HP | 水戸観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR水戸駅から茨城交通バス偕楽園行きで17分、終点下車、すぐ偕楽園。弘道館へはJR水戸駅から徒歩10分 |
ドライブで | 常磐自動車道水戸ICから約8.3km |
駐車場 | 偕楽園下駐車場(152台/有料) |
問い合わせ | 水戸観光コンベンション協会 TEL:029-224-0441/FAX:029-224-0442 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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