森の祭り|静岡県森町|2019

三島神社(三嶋神社)に豊作の御礼と五穀豊穣を祈願しての神事として始まった『森の祭り』。森町が繁栄した江戸時代中期頃から屋台の曳き回しが始まりました。現在では11月第1週の金・土・日曜に、各町から1名ずつ選ばれる舞児による3種の舞楽の奉納、遠州独特の二輪屋台の巡行(練り)が執なり行なわれます。

夜には各筋で屋台のぶつかり合う激しい練りも

二輪屋台の練り
二輪屋台の練り

各町内14台の絢爛豪華な彫刻が施された二輪屋台が曳き回され、森町独特の屈曲した狭い町中を勇壮に練り歩きます。
夜には各筋で屋台のぶつかり合う激しい練りも見られます。

初日は三島神社の山車清祓(14台の屋台を清祓12:30〜)と金守神社の本祭(17:00〜)。2日目の神輿渡御(三島神社13:40頃出発・金守神社15:00頃到着)、最終日3日目の神輿還御(金守神社13:00頃出発・三島神社14:10頃到着)を終え、3日目夕方以降(祭式16:30〜・舞児出発18:00)の「舞児還し」で最高潮に達します。
「舞児還し」は、3日間氏神様へ仕えた舞児を、各町内の屋台正面の欄干に乗せて自宅まで送り届けるもの。

1863年(文久3年)の「文久の大喧嘩」をきっかけに「喧嘩祭り」として名を馳せた『森の祭り』ですが、昭和48年には2日連続で死者が出るほどエスカレート。その結果、翌昭和49年に「絶対無事故で祭典を行う」ことを宣言。今では荒々しくも「絶対無事故」の祭礼として親しまれています。

四本柱造りで漆塗りを原則とする遠州森の二輪屋台
四本柱造りで漆塗りを原則とする遠州森の二輪屋台
森の祭り|静岡県森町|2019
開催日 2019年11月1日(金)〜11月3日(日)
所在地 静岡県周智郡森町森
場所 三島神社(三嶋神社)・金守神社
関連HP 森まつり公式ホームページ
電車・バスで 天竜浜名湖鉄道遠州森駅から徒歩15分
ドライブで 新東名高速道路森掛川ICから約3km。周辺は交通規制が実施されますので注意を
駐車場 森町文化会館駐車場(無料)などを利用
問い合わせ 森町産業課 TEL:0538-85-6319
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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