椋浦の法楽踊り|尾道市

椋浦の法楽踊り

毎年8月15日16:00〜、広島県尾道市因島椋浦町で『椋浦の法楽踊り』(むくのうらのほうらくおどり)が行なわれます。中世、村上水軍が出陣の際に椋浦で合戦の勝利と兵士の安全を祈願し、帰陣の折に中庄で勝利を祝し戦没者を追悼したのが始まりで、江戸時代に五穀豊穣、無病息災を祈る行事に変化したと伝えられています。

村上水軍が武運を祈って奉納したのが始まり

浴衣、鉢巻、手甲(てっこう)や脚絆(きゃはん)などをまとい、刀と扇子を手にした「法楽踊り」の一団は、16:00頃、八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ=神仏習合時代の武神)の幡(ばん)を先頭として、町内の艮神社(うしとらじんじゃ)に向かって行進。

椋浦町の艮神社前、大日寺前、元胡神社前の広場、潮が引いていれば椋浦港の浜辺、墓所(蘭塔)で、旗を中心にして二重の輪になり、太鼓や鐘にあわせて、「ナムアミダーボ―(南無阿弥陀仏)」と唱えた後、「とんだ、とんだ」のかけ声で抜刀して飛び跳ねます。

法楽とは、和歌・芸能などを神仏に奉納すること。
大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)には村上水軍の武将が詠み、武運を祈った法楽連歌(ほうらくれんが)が多数奉納されています。

椋浦の法楽踊り|尾道市
開催日時 毎年8月15日16:00〜
所在地 広島県尾道市因島椋浦町
場所 艮神社、大日寺、元胡神社
電車・バスで 土生港からタクシー20分
ドライブで しまなみ海道(西瀬戸自動車道)因島北ICを約8km。因島南ICから約8km
問い合わせ 尾道市因島総合支所しまおこし課 TEL:0845-26-6212
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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